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42年ぶり戴冠へ…法大MF田部井は進化するアグレッシブボランチ【関東大学サッカー】

2021年4月16日 06時00分

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法大・田部井涼(左)

法大・田部井涼(左)

◇関東大学サッカー「旬の男たち」
 プロへの階段を1年でトントン拍子に駆け上がった。横浜FCへの来季加入が内定している法大MF田部井涼(4年・前橋育英)だ。キックの精度の高さと優れた展開力を誇るほか、豊富な運動量で攻守にわたってボールに絡み続けるレフティーボランチは、険しい道のりを克服した。
 主将として挑んだ高3時の全国高校選手権で名門の大会初制覇に貢献したが、実はその裏では度重なる左肩亜脱臼に悩まされていた。大学入学直後に手術に踏み切り、1年目のシーズンをほぼ棒に振る事態に。続く2年時は先輩ボランチ陣の高い壁を越えられず、「正直、苦しかったです」。
 それでも昨季に入り、台頭のときをようやく迎えた。開幕6戦目で好プレーを披露し、そこから安定したパフォーマンスを発揮。横浜FCの目に留まり、今年2月のキャンプに呼ばれた。元来の特長に加え、相手にとって危険なエリアへのボールの運び出しやシュートといった部分でもアピールに成功。「ゲームメークプラスアルファのところで成長を実感するプレーができました。手応えがありました」。その結果、オファーに至った。
 横浜FCのキャンプでは、同じ左利きで「小さい頃からのあこがれ」という中村俊輔の細かいこだわり、緻密さに衝撃を受けた。また、川崎のキーマン、田中碧には自身の理想像を見る。
 「(田中は)守備ではボールを取れて、攻撃では相手の怖いところに顔を出せるすごい選手です。(田中のプレーを)映像でメチャクチャ見ますし、最近はそのイメージを持ちながら自分の試合に取り組んでいます」
 高校時代に続いて主将を務める今季は進路が確定しただけに法大でのプレーに専心できる。タイトル総なめを目指す中、関東大学1部リーグでは42年ぶりの戴冠を狙う。
 「チームを優勝に導けるように、キャプテンとしてピッチの内外でやるべきことをやっていきます。プレーとしては5ゴール5アシスト(昨季はノーゴール2アシスト)が最低限の目標。絶対に10点以上に絡むことを自分の中で決めています」
 よりアグレッシブなボランチへと進化する背番号14が大学でも悲願のタイトルを奪取するべく奔走する。

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