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英の最新映像投影レクリ機器 北陸初導入 体験楽しむ 七尾「恵寿」

2021年4月14日 05時00分 (4月14日 10時29分更新)
机に映し出されたサッカーコートで、ボールを夢中で追い掛ける入居者たち=七尾市富岡町のローレルハイツ恵寿で

机に映し出されたサッカーコートで、ボールを夢中で追い掛ける入居者たち=七尾市富岡町のローレルハイツ恵寿で


 社会福祉法人徳充会が運営する七尾市富岡町の高齢者複合施設「ローレルハイツ恵寿」は今月、机や床などに映像を投影し、レクリエーションや脳トレなどに活用できる機器「オミ・ビスタ」を導入した。同施設によると、導入は全国十三台目で、北陸では初めてという。
 「オミ・ビスタ」は、高齢者や子ども、障害者などを対象にした英国製の映像機器。部屋を暗くし、机や床に投影した映像に触れると、反応して音が出たり、映像が動いたりする。利用者の身体状況や目的に応じて二百五十種類のプログラムを楽しめる。
 十三日は、同施設で高齢入居者十人ほどがゲームを体験した。サッカーのゲームは、手の動きによってボールが跳ね、シュートが入ると音が鳴り、紙吹雪まで舞う。「よいしょ」「ああ、ボールとれんかった」。机に映し出されたサッカーコート上で入居者たちがボールに手を伸ばす。思わず立ち上がり、ゴールに入れようと机をたたく九十九歳の女性もいた。他にも白黒の絵を手でなぞって色鮮やかな絵を完成させたり、机をたたいて卵を割り、ケーキを作ったりとさまざまなゲームに夢中になった。遊び終えた入居者は「楽しかった」「面白い」と満足げな表情だった。
 内田かおり施設長によると、導入によりコロナ禍で必須だったレクリエーション時の道具の消毒の手間がほぼ省け、準備やアイデアが浮かばず悩む時間もなくなった。昨年から家族との面会や外出の制限などが続き「我慢してもらっていたので何か一生懸命打ち込め、楽しめるものをと選んだ。皆生き生きして自然とコミュニケーションが生まれる。時代に適した次世代レクリエーション機器」と話した。毎日約一時間のレクリエーションの際に使い、入居者の健康維持や認知症予防に役立てている。 (大野沙羅)

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