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<目耳録> ビタミンF

2021年4月13日 16時00分 (4月13日 16時00分更新)
 愛知県田原市で電照菊を栽培する花農家の三代目、渡会理史さん(43)は地元飲食店などと共に、テークアウト商品を買った人へ無料で花束を届ける活動を続けている。知人も手伝い、昨年五月から千五百束を贈った。
 英語の「Flower(花)」の頭文字から取った「ビタミンF」という取り組み。自粛生活が続く中、業界団体が花や緑で癒やしをと考えた造語で、渡会さんが地元に合った取り組みに仕上げた。
 花農家へのコロナの影響も色濃く、渡会さんも例年より一割以上売り上げを落としている。それでも活動を続けるのは、「困っている人同士が協力すれば、問題を乗り越えられる」との考えからだ。
 最近は賛同企業が花代をまかなうなど、活動の輪も広がる。「コロナが終わるまで花束を届け続けたい」と渡会さん。耐えた先に大輪の花が咲くと信じたい。 (酒井博章)

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