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冊子「そらあるき」臨時号 コロナ禍の思い、芸術家ら26人寄稿

2021年4月13日 05時00分 (4月13日 10時26分更新)
「そらあるき」の臨時号で紹介された本を集めたミニコーナー=金沢市香林坊のうつのみや金沢香林坊店で

「そらあるき」の臨時号で紹介された本を集めたミニコーナー=金沢市香林坊のうつのみや金沢香林坊店で

  • 「そらあるき」の臨時号で紹介された本を集めたミニコーナー=金沢市香林坊のうつのみや金沢香林坊店で
  • 約3年ぶりに発刊された「そらあるき」の臨時号

香林坊・うつのみや コーナー設置

 金沢市鱗町の西洋アンティーク店「フェルメール」を営む塩井増秧(ますお)さん(58)らが、書評やエッセーなどの寄稿文を収めた小冊子「そらあるき」の臨時号を発刊した。約三年ぶりとなる発刊に合わせ、同市香林坊の書店「うつのみや金沢香林坊店」では、冊子で紹介された本を集めたミニコーナーが設けられている。十八日まで。(西浦梓司)
 そらあるきは、金沢の街歩きなどをテーマにした情報誌として二〇〇五年に創刊。塩井さんは編集長として県内外のギャラリー経営者や書店主ら有志とともに、広告収入に頼らず不定期で発刊を続け、徐々にメッセージ性のある寄稿文などを掲載するようになった。今回の臨時号で十八冊目。
 臨時号は、塩井さんが「コロナ禍で皆が感じていることを書いてもらいたい」と発刊を決めた。芸術家や大学教授、新聞記者ら県内外のさまざまな職種の二十六人が寄稿している。
 冊子には、新型コロナウイルスで変化した世の中についてつづったエッセーや国内外の本の書評などが、寄稿者の個性豊かな感性とともに書かれている。金沢の町並みなどモノクロのスナップ写真も随所に掲載され、目を引く。
 塩井さんは「最近はインターネットで本を読むが、紙でしか伝わらないこともある。読む行為の味わい深さを感じてもらう入り口になればうれしい」と話す。
 冊子はA5変型判で、七十六ページ。七百四十円(税込み)。市内では金沢21世紀美術館ミュージアムショップなどで購入できる。
 うつのみや金沢香林坊店のコーナーには、砥上裕將(とがみひろまさ)さんの「線は、僕を描く」やチョ・ナムジュさんの「82年生まれ、キム・ジヨン」など約三十冊が並んでいる。同店の小松稚奈店長代行は「多くのお客さんに見てもらえているのでありがたい。テーマや出版社に偏らずオリジナル性が高いので、ぜひ見てほしい」と呼び掛けている。

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