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当初は私と松山英樹選手の理想とズレがあった【目澤秀憲コーチ手記】

2021年4月12日 20時01分

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目澤秀憲コーチ

目澤秀憲コーチ

◇11日 男子メジャー マスターズ最終日(米ジョージア州、オーガスタナショナルGC)
 松山英樹(29)=レクサス=が4バーディー、4ボギーの72で回り、2位と1打差の通算10アンダーで、海外メジャー大会初制覇を成し遂げた。今季から松山と専属コーチ契約を結び、米ツアーに同行している目澤秀憲コーチ(30)が本紙に手記を寄せた。
【手記】
 松山選手はどこをとっても素晴らしいプレーヤーですが、今回のマスターズでは、やはり安定したティーショットと、特に3日目のパッティングは素晴らしかったです。
 当初は私と松山選手本人の理想とのズレがありましたが、試合の映像やショットデータなどを見ながら、この2カ月間はいろいろなことを日々、話し合ってきました。私自身も、2カ月以上も一人の選手をフルサポートすることが初めてだったので、とにかくいろいろなことを一つ一つ解決してきました。具体的な内容はお話しできませんが、そのことが今回の優勝につながったのではないかと思っています。
 松山選手と取り組む中で、あくまで想像ですが「ミスの要素がこれかな?」と理解しながらラウンドを進めていけるようになったのではないでしょうか。今はキャディー、トレーナー、コーチ、メーカーも含めた「チーム松山」の力を結集して戦うことに力を入れています。
 私もTPI(米国レッスンライセンス)の資格を取ってからコーチングの道を目指してやってきました。素晴らしい選手に巡り合えて、このような機会に携わることができて、コーチとしてやってきて良かったと思っています。
 これからも、松山選手本人が目指していることにどれだけ近づけられるか。またコーチとしても、PGAツアーでの多くの経験や他のコーチとのコミュニケーションを通じて、マスターズで見せた「日本人でも海外メジャーを制覇できる!」という事実を、より多く増やしていけるように選手をサポートしていきたいと思っています。(ツアープロコーチ)
▼目澤秀憲(めざわ・ひでのり) 1991(平成3)年2月17日生まれ、東京都出身の30歳。埼玉平成高、日大出。大学卒業後に米ボストンへ語学留学し、日本人では数人しか持っていないTPIレベル3を取得。コーチとして河本結、有村智恵、永峰咲希らを指導し、河本の米ツアー参戦や永峰の国内メジャー大会制覇などに導く。今年から松山英樹と専属コーチ契約を結び、米ツアーに同行している。5月から「中日スポーツ」などで紙上レッスンの連載を開始する予定。

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