稲見萌寧、2週連続Vで早くもシーズン4勝目 「理想像は不動裕理さん」 年間10勝も夢じゃない【女子ゴルフ】
2021年4月11日 19時09分
◇11日 ゴルフ 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日(兵庫県三木市・花屋敷GCよかわC)
前日サスペンデッド(順延)のため第2ラウンド未消化分をプレー後、決勝の最終ラウンドに突入。最後は通算5アンダーで並んでホールアウトした小祝さくら(22)=ニトリ=と稲見萌寧(21)=都築電気=のプレーオフに。2ホール目バーディーを決めた稲見が前週のヤマハレディースから2週連続のシーズン4勝目、ツアー通算5勝目を飾った。2打差の3アンダー3位に比嘉真美子(27)=TOYO TIRE=ら3人が入った。
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正規のラウンドでは15番からの3連続バーディーで首位をとらえた。最終18番をボギーにしてプレーオフとなったが「プレーオフの自信は、あります!」と稲見萌寧。最後は8メートルのバーディーパットを鮮やかに決めて、畑岡奈紗、宮里藍、古江彩佳に次ぐツアー史上4人目の年少2週連続優勝を手にした。
「15番ではスイッチが入ったというより、あのバーディーで気持ちがラクになった。そこまで風のジャッジが合わなかったのがようやく当てはまって…。でも、プレーオフ最後のバーディーパットは『これを入れないとまた次のホールに行かなきゃいけない。体力が奪われる…絶対に入れる』とすべての体力を使い切るぐらい集中しました」という。究極の土壇場に強いと自負する21歳は、強く念じると「体が勝手にマックス集中状態になってくれる」と話した。
初日からのサスペンデッド続きで、27ホールを回った前日から「疲労はピークを越えていた」。この日も朝からショットの感触は悪かったが、アプローチ&パットでしのぎながら勝負の終盤を待って勝利をつかんだ。これで今季賞金ランクは4位に浮上。「賞金女王はシーズン最後まで勝ち続けてなれる難しいもの。でも常に上位で戦い続けて、結果そうなっていたらいいなと思います。理想像は不動裕理さん。永久シード権獲得が私の目標なので」と稲見。不動が2003年に記録した、年間10勝達成も夢ではないほどの勢いだ。
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