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みそ蔵3代目「めし屋」起業 角野峻也(西尾通信局)

2021年4月11日 05時00分 (4月11日 05時01分更新)
口コミで客を増やしたぞうめし屋のキッチンカー。週末は全国各地を巡る=愛知県西尾市吉良町の今井醸造で

口コミで客を増やしたぞうめし屋のキッチンカー。週末は全国各地を巡る=愛知県西尾市吉良町の今井醸造で

  • 口コミで客を増やしたぞうめし屋のキッチンカー。週末は全国各地を巡る=愛知県西尾市吉良町の今井醸造で
  • みそ蔵にある木おけを見つめる今井大輔さん=愛知県西尾市吉良町の今井醸造で
 食の素人で地方発、みそ醸造業という異色の経歴の持ち主にもかかわらず、経営する飲食店は列が絶えない。みそをベースにした素朴な味が人気の飲食店「ぞうめし屋」(愛知県西尾市)。西尾市吉良町のみそ蔵「今井醸造」の三代目今井大輔さん(42)は、おふくろの味を頼りに生み出した看板メニュー「肉みそごはん」を引っ提げてキッチンカーで全国を回り、いまや西尾、名古屋、京都、東京に飲食、喫茶店を構えるまでに成長した。

前職はアパレル業界

 前職はアパレル。料理経験はなく、分厚い経営本を読むのなんて大っ嫌い。それでも、仕込みから蔵出しまでほぼ手作業で行う蔵で育った大輔さんは「うちのみそを使うなら、どこにも負けない」との自負があった。受け継がれてきた味への信頼と並外れた行動力はどこから来るのか。
 二メートル超の木おけが整然と並ぶみそ蔵。木おけの下部にある飲み口から、真っ黒のたまりがしたたり落ちる。「最後にうまみが凝縮したたまりを掛けて、みその硬さを調整するの」。母の富美子さん(66)が笑う。「かまってやれば、かまってやるほど、味が良くなる。人間と同じね」
 今井醸造は一九五九年創業。「無添加、非加熱、天然醸造」にこ...

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