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石川県立大やケイ・エム・スクエア 共同事業 酸化抑制技術 食品ロス減へ

2021年4月10日 05時00分 (4月10日 10時08分更新)
「酸化抑制技術を多分野に展開したい」と話す太田富久実行委員長=石川県野々市市で

「酸化抑制技術を多分野に展開したい」と話す太田富久実行委員長=石川県野々市市で

 石川県立大(石川県野々市市)やフライヤー(揚げ物機)製造のケイ・エム・スクエア合同会社(同市)などは九日、独自の酸化抑制技術を活用して食品ロスの削減などに取り組む「ミラサスプロジェクト」を発表した。産学連携で事業化を目指し、今夏にもベンチャー企業を設立する。
 ミラサスは「未来」と「サステナブル(持続可能)」を合わせた造語。ケイ・エム・スクエアは微弱な電磁波により食用油の劣化を防ぐフライヤー「ミラクルフライ」を製造しており、二〇一九年十二月から、その技術の応用に向けて県立大と共同研究してきた。
 プロジェクトでは、油の劣化具合を自動で判定できる装置の開発や、穀物などに電磁波を当てた際に酸化が抑制されるメカニズムの解明に取り組み、食品ロスのほか、生物学や医学への応用も視野に入れる。
 野々市市内で同日開いた会見で、プロジェクト実行委員長の太田富久金沢大名誉教授は「酸化抑制加工した食品の開発に取り組んでいきたい。新型コロナウイルスのワクチンは超低温保存が必要だが、この技術を応用できれば保管がより簡単になるはずだ」と期待を込めた。 (高岡涼子)

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