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NEWS加藤シゲアキ「今自分がここに立っていることが夢のよう」吉川英治文学新人賞贈呈式で喜び

2021年4月9日 20時09分

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吉川英治文学新人賞の贈呈式に出席した加藤シゲアキ

吉川英治文学新人賞の贈呈式に出席した加藤シゲアキ

 アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキ(33)が9日、東京都内で「令和二年度・三年度 吉川英治賞贈呈式」に出席した。加藤は著書「オルタネート」(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。アイドルの受賞は1980年の創設以来となる。同作は「2021年 本屋大賞」にもノミネートされており、注目を浴びている。今年で作家生活10周年となる加藤は「これからも頑張って書き続けていきたい」とさらなる快進撃を誓った。
 吉川英治文学新人賞は、昨年1年間で新聞、雑誌、単行本などで優秀な小説を発表した作家の中から最も将来性のある新人作家に贈呈される賞。加藤の受賞作「オルタネート」は高校生限定のマッチングアプリをめぐる3人の高校生の青春を描いている。昨年1月号の「小説新潮」で連載がスタートし、発売4日目で同誌創刊から63年来初となる重版が決定。11月に出版され、今年3月までに累計17万部の売り上げを記録している。
 加藤は「このひと月、本当にたくさんの人から『おめでとうございます』と言われて、あまり小説を読まないような知人友人からも『吉川英治文学新人賞すごいね』とたくさん言われて、この文学賞の偉大さがさらに身に染みております」と、受賞の喜びを語った。
 デビュー作「ピンクとグレー」の執筆からおよそ10年。学業やタレント活動と両立しながら執筆活動を継続してきた努力が報われた。「長かったような短かったような期間ではありますが、何とかここまで続けてこられた自分を少しはほめてあげたいなと今は思っています」と笑顔をみせた。
 受賞作は約2年前から書き始めた。「そのときはまさかこの作品が文学賞の候補になり受賞できるとはまったく思っていませんでした。はっきり言って期待もしていなかった分、今自分がここに立っていることが夢のようだと思っています」。予想以上の反響ぶりに驚いたそうだが、選考委員の恩田陸さんは「登場人物は恵まれていて、才能もあっていい環境にいる子どもたちなんですけど、恵まれているからって満たされるわけじゃないし、幸福だとは限らない。でも何者かになりたいと思って一生懸命構えている。そのヒリヒリした感じがとても丹精に描かれていてすごく力のある作品」と高く評価した。
 昨年同じ賞を受賞した今村翔吾さんは新作「じんかん」で第11回山田風太郎賞を受賞、呉勝浩さんも受賞作の「スワン」で第73回日本推理作家協会賞を受賞。恩田さんは「先輩2人を見習って、これからもいい小説を書いてください」と期待を込めた。加藤も「喝のような部分をいただいたと思います」と気を引き締めていた。
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