本文へ移動

3巡目に打たれる短所消し“2巡目まで抑えられる長所”を…打線の援護少ない中日 数字が示す先発・松葉の生かし方

2021年4月9日 11時47分

このエントリーをはてなブックマークに追加
中日―DeNA 先発しDeNA打線相手に力投する松葉

中日―DeNA 先発しDeNA打線相手に力投する松葉

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇8日 中日2―5DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 6回に試合が激しく動いたのは、必然だったのかもしれない。表にルーキー・牧の逆転2ランが飛び出し、裏に代打・福留が移籍後初打点を記録した。追いついた瞬間に、まずDeNA・平良の勝ちが消え、勝ち越せず6回の攻撃を終えた時に、今度は松葉の勝ちもなくなった。
 投手に勝敗がつかないことを「ノーデシジョン(ND)」と言う。両先発NDは、今季の中日戦では早くも6試合目だ。この日のように終盤にもつれれば勝敗はリリーフ投手につく。冒頭で必然かもと書いたのは「データ」があるからだ。
 松葉の登板日には両先発NDが多い。昨季はチームで24試合あったが、最多は松葉の5試合。彼の先発がシーズン15試合だったから、実に3分の1。ちなみにその5試合に引き分けはない。彼は誰もが危うい立ち上がりがスムーズで、テンポよく試合をつくるのに、なぜか援護が少ない。そして、打順3巡目につかまる。昨季の1巡目の被打率が2割5分6厘で、2巡目が2割9分5厘、そして3巡目が3割6分7厘。今季も3巡目は9打数5安打。前回(1日、巨人戦)は集中打を浴び、今回は逆転弾を食らった。
 「全体的に調子が良く、自分のピッチングができたと思います。牧選手にはうまく打たれてしまいました。次はゼロで帰ってこられるように頑張ります」
 松葉は言った。そう。「自分のピッチング」はできたのだ。「3巡目に打たれる」のは短所ではなく「2巡目までちゃんと抑えてくれる」ことが長所だ。恐らくロースコア。継投の目安は球数ではない…。ゲームプランは描きやすい。松葉の代え時は、前触れもなくやってくる。そこを見誤らなければ、チームは勝てるはずだ。昨季の両チームNDは12勝7敗5分けだった。今季はこれで2勝2敗2分け。どっちに転ぶかわからぬのがノーデシジョン。したたかに拾わねば上位はない。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ