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海で学び 研究者に 香川→能登高 地域留学の高砂さん

2021年4月9日 05時00分 (4月9日 10時13分更新)
高松市からの地域みらい留学生として通う教室でクラスメートと談笑する高砂信章さん(左から3人目)=能登高で

高松市からの地域みらい留学生として通う教室でクラスメートと談笑する高砂信章さん(左から3人目)=能登高で

自転車旅 級友から質問攻め

 高松市の香川県立高松桜井高校から二年生の一年間限定「地域みらい留学」で能登高校(能登町)に通う、高砂(たかさご)信章さん(16)が八日、学校生活をスタートさせた。通学用自転車で同市の自宅から七日間かけて五日に町まで到着したことも話題になったせいか、クラスメートらと早速うち解けた。「海や魚の研究者になる夢をかなえるため、能登の海で実践的に学びたい」と目を輝かせた。 (加藤豊大)
 通学初日の朝は、始業式で角(かど)秀明校長から紹介され、体育館のステージ上に。二、三年生百三十人を前に「分からないことも多くあるのでいろいろ教えてくれたらうれしいです。充実した高校生活を送りたい」と抱負を語り、拍手で迎えられた。
 教室では地域産業科二年の級友らに囲まれ「自転車の旅はどうだった」「部活は何していたの」などと矢継ぎ早に質問され談笑。同じクラスの鹿島友喜(ゆうき)さん(16)は「県外の同じ年齢の子には能登がどんなふうに映るのか、一年間一緒に過ごすのが楽しみ」と話した。
 内閣府企画の地域みらい留学は、将来にわたり地方に関わる「関係人口」を都市部などの高校生らで増やそうと、本年度から全国各地で始まった。石川県内の本年度の採択校は能登高のみ。高砂さんは「学校の目の前は海で、町内には金沢大の水産研究施設もあり最高の環境」と、昨年十月の学校説明会を経て留学を決めた。
 同町柳田の学校寮で生活しながら、同科の水産コースで乗船実習を受けるなど実践的に漁業を学ぶ。運動部に所属したり、休日は町営「まちなか鳳雛(ほうすう)塾」の地域探究ゼミなどにも参加する予定だ。高砂さんは「学業以外でも海釣りをはじめ、自然豊かな能登での生活を楽しみたい」と話した。
 角校長も「チャレンジ精神豊富な性格で、他の生徒らにも大きな刺激になる。地域で少子化が進む中、県外の生徒を受け入れる流れの弾みにもなれば」と期待した。

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