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“命を守る”道の駅 訓練で防災機能確認 大野「荒島の郷(さと)」  

2021年4月8日 05時00分 (4月8日 09時48分更新)
道の駅敷地内にヘリが着陸し、救援物資の受け渡しなどを行った訓練=7日、大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」で(山田陽撮影)

道の駅敷地内にヘリが着陸し、救援物資の受け渡しなどを行った訓練=7日、大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」で(山田陽撮影)


 国土交通省から防災を強化した重点道の駅の選定を受けている大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷(さと)」のオープンを前に七日、機能確認などを目的にした広域防災訓練が同市蕨生(わらびょう)の現地で行われた。市内で発生した災害だけでなく、今後予想される南海トラフ地震などの大災害発生時には近畿、中京、首都圏などの後方支援機能を担う広域防災拠点にもなる。 (山内道朗)

 ヘリ離着陸、備蓄、避難所


 
 ヘリコプターの離着陸場や防災品備蓄倉庫、自家発電装置、広域支援部隊の一時集結場、現地対策に活用するスペースなどを備え、災害時には地域住民や近くを走る中部縦貫自動車道利用者の一時避難所を開設。広域災害時には応援部隊の拠点として機能する。二〇二一年度から国交省が認定する予定の「防災道の駅」にも県が申請している。
 二十二日のオープン後は大規模訓練が難しいことから、市はこの日に訓練した。訓練には市のほか、県や県警、航空自衛隊、陸上自衛隊、勝山市や永平寺町、岐阜県郡上市の消防など十二団体から百三十人が参加。奥越地区でマグニチュード(M)7・5、震度6弱の地震が発生したと想定した。
 地震発生後には道の駅内に救助活動拠点を設置し、関係者らが市災害対策本部や関係機関と情報の共有や調整を図った。
 航空自衛隊、県防災ヘリ、県警ヘリ「くずりゅう」、ドクターヘリが出動。道路が損壊し救急車で搬送できなくなったけが人や物資を道の駅のヘリポートから搬送したり、取り残された被災者をつり上げて救助したりした。
 市内の園児二百四十四人が招待された。園児らは航空自衛隊のヘリが被災者をつり上げて救助を成功させると拍手し、飛び立つヘリに手を振って見送った。
 訓練後に石山志保市長は「地域振興施設であるとともに防災面の計画がある道の駅で、機能を確認できた」と話した。

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