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【中日】勝野 先発一番星!毎回ピンチも粘投0封「多少ですが光が見えました」開幕11戦目でやっと

2021年4月8日 06時00分

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3回表を終え、グラブをたたいてベンチに戻る勝野

3回表を終え、グラブをたたいてベンチに戻る勝野

◇7日 中日3ー1DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 すべての回で得点圏に走者を背負いながら、しのいで耐え抜いた。勝野が被安打6安打の4四球を与えながら、5イニング無失点。負ければ最下位転落の可能性があった一戦で、先発陣の白星一番乗りとなった。
 オープン戦は防御率10・80と低迷。今季初登板となった3月31日の巨人戦(バンテリン)も4回途中3失点でKOされた。誰がどう見ても崖っぷちの立場。だからこそ、開き直れた。12球団で唯一、先発投手に勝ちがつかない状況で迎えた開幕11試合目。「一番に最初に勝てたら『うれしいな』という軽い気持ちですけど。密かに狙ってました」。勝野はそうホクそ笑んだ。
 大野雄にも助言を求め、調整期間ではブルペンでの投球以外にも三塁送球や遠投を導入。その成果で威力を取り戻した148キロの速球を軸に踏ん張った。2点を先制してもらった直後の3回1死満塁のピンチ。宮崎を高めの直球で押し込んで二ゴロ併殺に打ち取った。
 苦しい投球の中、106ビジョンの自身の経歴欄に映し出される「三菱重工名古屋」の7文字が力をくれた。2018年のドラフト指名後、日本一も経験した社会人時代の所属チームは、昨年末に統合によって活動を終了。ユニホームを脱いだ元同僚もいた。開幕前には、在籍時の佐伯功監督(45)=現・三菱重工East監督=にメールで「チームの分も、死ぬ気で戦います」と宣言した。
 「長くあそこ(106ビジョン)に三菱重工名古屋と書いてもらえるように。自分がやらなきゃいけないし、自分しかいない。そこは自分の土台としてあります」。チーム出身唯一の現役プロ選手として、古巣愛を胸に刻みマウンドに立つ。昨季4勝を挙げた右腕は「多少ですが、光が見えてすっきりしました」と一息ついたが、この日の5イニングは最低限の仕事。5回2死一、二塁、神里を三振に仕留めた場面でも笑顔はなかった。
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