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細幅織物の魅力PR 「遠州さんち」第3弾発行

2021年4月8日 05時00分 (4月8日 05時03分更新)
細幅織物の魅力をPRする冊子「遠州さんち」=浜松市役所で

細幅織物の魅力をPRする冊子「遠州さんち」=浜松市役所で

 浜松市や県西部の繊維業者らでつくる「遠州産地振興協議会」は、地元の特産品「遠州織物」の魅力をPRする冊子「遠州さんち」の第三弾を発行した。テープやひもとして用いられる「細幅織物」に焦点を当て、歴史や生産工程などを紹介。遠州織物の認知度向上や販路拡大のツールとして活用していく。 (坂本圭佑)
 細幅織物は、幅が十三センチ以下のものを中心に、テープやひも、ベルトといった産業用資材のほか、ファッションの小物としても使われている。明治後期に生産が始まり、高度経済成長に合わせて発展した。近年は染色業などの廃業が増えるが、スポーツ用品や建築資材、航空機部品など幅広い分野に展開しているという。
 冊子では、糸を織物の設計に合った長さと幅になるように巻き取り、シャトル織機やニードル織機で織った後、染色や加工して仕上げるまでの工程を紹介。綿やレーヨンなど、天然繊維だけでなく化学繊維の特徴も記した。
 用途を知ってもらうため「細幅織物をさがせ!」と題したクイズも掲載。屋内外や街、海底や宇宙などのイラストの中から、細幅織物がどこで使われているかを探し当てる内容。このほか、十一事業者の技術や製品などを写真を交えてわかりやすく紹介した。
 同協議会事務局の担当者は「世界に誇れる技術がありながら、世間で知られていないのが課題。冊子を通して遠州織物の魅力を伝えていきたい」と話した。
 冊子はB5判の六十ページ、フルカラー。三千部を発行し、関連事業者や取引業者に配布する。一般向けには市内の各区役所や図書館、協働センターで閲覧できるほか、ウェブサイト「浜松ものづくり企業ナビSOU」で公開している。

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