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「地蔵曼荼羅」修復、CFで支援を募る 湖南の長寿寺

2021年4月8日 05時00分 (4月8日 09時52分更新)
地蔵曼荼羅の修復に支援を呼び掛けている藤支住職=湖南市東寺で

地蔵曼荼羅の修復に支援を呼び掛けている藤支住職=湖南市東寺で

  • 地蔵曼荼羅の修復に支援を呼び掛けている藤支住職=湖南市東寺で
  • 6本の腕がある地蔵を囲むように無数の小さな地蔵が描かれた曼荼羅=湖南市東寺で
 湖南三山の一つ、湖南市東寺の長寿寺が、室町時代初期の作とみられる寺宝で破損が進んだ「地蔵曼荼羅(まんだら)」の修復のため、クラウドファンディング(CF)で支援を呼び掛けている。藤支(ふじし)良道住職(49)は「六百年前に祈りを込めて作られた物で、多くの人たちの力で直すことができたら」と話している。
 曼荼羅は縦百三十四センチ、幅八十四センチで、もとは掛け軸だった。中央に、六本の腕があり錫杖(しゃくじょう)と宝珠を持った地蔵菩薩(ぼさつ)が描かれ、一万千八百五十一体もの小さな地蔵が整然と並ぶ。六本の腕は、仏教で死後に輪廻(りんね)する六つの世界「六道」を表すという。地蔵は六道に迷う人びとの苦しみを絶つとされ、絵柄は地蔵の無限の願いと無数の分身を表すと考えられるという。
 蔵に長く保管されていたが、二年前に安土城考古博物館(近江八幡市安土町)の学芸員に見てもらったところ、特殊な図柄で他に例がないと指摘され、昨年秋に寺で限定公開した。
 地蔵は絹の布に描かれ、ところどころ剥がれて痛みが激しい。地蔵の色が異なる部分もあり、江戸時代にも修復されたとみられる。すでに専門業者が修復に着手し、現在は本堂に...

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