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愛知の高校サッカー界V字回復へ…東邦が企画 全国の強豪招きカップ戦

2021年4月7日 11時33分

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前橋育英(縦じま)の選手と競り合う東邦の選手

前橋育英(縦じま)の選手と競り合う東邦の選手

 全国大会で上位進出から遠ざかっている愛知県の高校サッカー界で、新たな取り組みが始まった。東邦が企画した「愛知・三河ユーススプリングカップ」が3月25日から4日間、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターなどで開催され、2017年度全国高校選手権優勝の前橋育英(群馬)など全国の強豪が参加。愛知県のレベルアップに向けて、名古屋グランパスU―18も参加した。
 昨年就任した東邦・石渡靖之総監督(61)が、市立船橋(千葉)で監督などを務めた時の人脈を生かして、カップ戦を立ち上げた。
 「トップレベルとの対戦機会を増やすことが地域全体の底上げになり、それがチーム強化にもつながる。一つの起爆剤としたい」
 冬の選手権で愛知県勢は5年連続初戦敗退。かつては強豪地区の一つだった。首都圏開催になった1977年度大会以降、79年度の愛知高、80年度の岡崎城西の4強が最高。そこから40年以上も遠ざかっている。地元テレビ局の協力で招待大会を開催した時期もあったが、地元で全国の強豪と対戦する機会はほとんどなくなっていた。
 「情熱のある指導者がたくさんいることは知っているし、いい選手も育っている。ただ中学を出て県外に流れてしまう。そこを何とかしなければ」と言う石渡総監督は、関東でしのぎを削った前橋育英の山田耕介監督に声を掛け、選手権4強2度の矢板中央(栃木)や鹿島学園(茨城)なども加わった。
 名古屋グランパスU―18も参加。山口素弘執行役員ゼネラルマネジャーは愛知県サッカー協会の理事も務め「選手の県外流出は、協会でずっと議論されているし、地域の盛り上がりが大事。大会ができると聞いて、乗っからせてもらいました」と賛同。前橋育英時代に山田監督の指導を受けた縁もあった。
 大会を終え、東海学園の鶴田監督は「強豪校が毎年来たくなるように、私たちもレベルを上げて環境を整えたい」と話した。
 第1回は10チーム。石渡総監督は「12とか16チームに広げていきたい。ただ促成栽培では絶対にうまくいかない」と地道に取り組む覚悟を見せた。
 ◆愛知県出身のJリーガー 伊藤翔(横浜FC)、大岩一貴(湘南)は中京大中京、アピアタウィア久(仙台)は東邦、梶川裕嗣(横浜M)、神谷凱士(川崎)は東海学園出身。愛知県の高校以外では、大南拓磨(名古屋FC―鹿児島実―磐田―柏)、西村拓真(名東クラブ―富山第一―仙台)、鮎川峻(フェルボール愛知―広島ユース―広島)らがいる。

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