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チーム打率と本塁打1位でも総得点3位の昨季…効率悪かったDeNAに変化の兆し 両リーグトップの“犠打戦術”

2021年4月7日 11時26分

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6回表無死一塁、柴田が犠牲バントを決める。投手大野雄、捕手木下拓

6回表無死一塁、柴田が犠牲バントを決める。投手大野雄、捕手木下拓

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って 
◇6日 中日3―7DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 誰もが目を疑ったグランドスラム。一気に点差が広がり、バンテリンドームは意気消沈した。まさか…。打った瞬間に観念はしたが、僕も神里に打たれるとは思いもしていなかった1人だ。楽観の根拠は、大野雄の満塁での強さを知っていたからだ。
 昨季7打数無安打、4三振。さすがは沢村賞と思いきや、竜のエースだけにあらず。セ・リーグの主戦級は総じて強かった。規定投球回数に達したのは6投手いたが、計50打数3安打!打率にして6分に抑え込み、本塁打、四球(死球1)はなかった。序盤は8番を歩かせて、9番の投手を抑えるケースもあるにせよ、パの67打数20安打(打率2割9分9厘)、2本塁打、59打点(8四死球)という結果とは対照的だった。
 だから打たれない―。それは幻想だった。本拠地でのDeNA戦の連勝、大野雄のベイスターズの連続無失点…。何もかもが崩れた夜。考えを改めねばならないことが、もう一つできた。DeNAはイニングの先頭打者が出塁したのは6度。出した側はもちろん反省材料だが、大きく違うのはその次だ。次打者が5番の宮崎だった8回以外、三浦監督は5度もバントで進めようとした(成功は4度)。
 ラミレス前監督は、明らかに犠打を愚策だと考えていた。昨季の51犠打は両リーグ最少。だが、ここまでの三浦監督はそうではない。10犠打は両リーグトップ。ちなみに、連敗地獄を脱出したソフトバンクは、1回、2番の今宮が決めた犠打が、今季チーム初だった。
 昨季のチーム打率(2割6分6厘)が1位、本塁打(135)は1位タイ。でも総得点(516)は3位。強打だが効率の悪かったチームが、新体制で変わろうとしているのか。それともソトとオースティンが合流すれば、元に戻るのか…。犠打で進めた4人の走者のうち2人は得点したのだから、これは楽観で済ませていい数字ではない。

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