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河本結の調子を狂わせた「スロープレー警告」米女子ツアーでは今季から“監視強化”【武川玲子コラム】

2021年4月7日 06時00分

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河本結

河本結

 女子メジャーの2021年初戦、ANAインスピレーション(米カリフォルニア州)は、22歳の河本結が通算4アンダーで日本勢最高位の28位に入った。最終日は69とスコアを伸ばしたが、悔やまれるのは3日目の75。崩れた理由の一つとして「前半の途中から(スロープレーの)警告を受けて、ぜんぜん集中できなかった」と話した。米LPGAツアーは今季からスロープレーの罰則を大幅に強化し、ストップウオッチをしのばせた競技委員が日々鋭い目を光らせている。
 大きく変わったのは、一緒に回る組全体ではなく個人のプレーが対象となったことだ。たとえ前の組から遅れていなくても、選手は一打にかける時間を計測される。その持ち時間は70秒(最初に打つ選手は80秒)。計測していることは選手に伝えられない。オーバーすると1回目は警告、2回目は1000ドル、3回目は2000ドル、4回目で4000ドルとはね上がる。5回目以降は毎回5000ドルが加算される。
 前週の起亜クラシックでルーキーのイエミリ・ノ(米国)が1万ドルの罰金を受けた。河本自身も昨年1月、5000ドルの罰金を科せられている。「(今年は)100万円くらい払わないといけないらしく、罰金を払うのが嫌過ぎて…」。悪夢がよみがえったようだ。
 取り締まりはあちこちで行われ、2日目は畑岡奈紗の組にも計測が入った。選手たちは今、競技委員の姿を見つけては戦々恐々としている。たしかに焦ってミスとなるのは気の毒だが、ツアー全体のプレーが遅いのもまた事実。選手は意識しなくても規定時間内でプレーできれば問題は解決する。このスロープレー対策は大きな成果をもたらすと期待している。(全米ゴルフ記者協会会員)
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