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震災「完全復興」を宣言 被害の総持寺祖院が落慶法要

2021年4月7日 05時00分 (4月7日 05時03分更新)
完全復興を祝い、万歳三唱する出席者ら=輪島市門前町で

完全復興を祝い、万歳三唱する出席者ら=輪島市門前町で

  • 完全復興を祝い、万歳三唱する出席者ら=輪島市門前町で
  • 式辞を述べる梶文秋市長=輪島市門前町で

 輪島市長「災害に強いまちに」

 「完全復興」−。輪島市門前町の総持寺祖院で開かれた能登半島地震(二〇〇七年三月)からの復興を祝う落慶法要で、梶文秋市長は力強く宣言した。午後に同町鬼屋の堀端交流広場であった式典では「震災を教訓として風化させることなく、官民一体となって災害に強いまちづくりを進めていく」と決意を示した。 (森本尚平)
 祖院は地震で境内の国登録有形文化財十七棟が全て被災し、僧侶が寝泊まりする座禅堂も全壊するなど甚大な被害を受けた。約十四年にも及んだ復興工事を終え、祖院の鈴木永一監院(えいいつかんにん)老師(67)は「奇跡なことで、多くの方に支援を頂き感謝しかない。修復を終えた姿を見てもらい、喜びを分かち合いたい」と話した。
 市内外の約八十人が出席し、祝福のあいさつが飛び交った午後の式典では、最後に出席者全員で万歳を三唱した。震災で妻喜代美さん=当時(52)=を亡くした同市鳳至町の宮腰昇一さん(72)も出席し、「『皆さん頑張って復興したよ』と妻に伝えたい」と話した。  門前町栃木の林好子さん(90)は「当時は総持寺通りもひどい被害を受けたけど、やっとここまで来たかという気持ち」。式典で伝統芸能「門前とどろ」を披露した保存会の田中幹郎会長(81)は「祖院に誇りを持ち皆さんと喜びを共有したい思いで張り切ってやった」と話した。 

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