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石川県が感染拡大注意報 知事「第4波の入り口」

2021年4月6日 05時00分 (4月6日 09時56分更新)

宿泊割と食事券は継続

 石川県は五日、新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、県内の感染状況をステージ1(感染要注意)からステージ2(感染拡大注意報)に引き上げた。県民向けの県内宿泊割引事業と、外食需要を喚起する「Go To イート」の食事券は感染防止策を徹底して続ける。谷本正憲知事はこの日開いた県の対策本部会議で「第四波の入り口に立っている」と危機感を示した。
 三月二十九日〜四月四日の一週間の感染者数は計五十一人に上り、前週の七人から四十四人増えた。この増え方は昨年の第一波(三十三人増)、第二波(三十一人増)、第三波(十六人増)の感染拡大期を上回る。五十一人のうち約65%は仕事の往来や春休みの帰省・旅行などで県外との往来があった。五十一人のうち十人は変異株のスクリーニング検査で陽性だった。確定検査の結果は出ていない。感染者の年代別では十代以下と二十代が約四割、四十、五十代が約三割。
 県内宿泊割引事業とイートの食事券はステージ2の感染拡大警報が発令されると宿泊の新規予約、食事券の販売はそれぞれ中止するが、利用はできる。ステージ3(感染急増)以上では宿泊事業は停止し、食事券は利用自粛を要請する。
 感染拡大を防ぐため谷本知事は首都圏や関西など県外への往来を慎重に判断するよう呼び掛けた。一方、金沢港で約一年半ぶりに再開した国内クルーズについては「クルーズ会社が十分な対策を講じている。われわれが何か言える筋合いのものではない」と述べた。
 会議では、アドバイザーの市村宏・金沢大特任教授(ウイルス感染症制御学)は全国的に感染力の強い変異株の広がりがあると指摘し「封じ込めるのは難しく、石川県でも遅かれ早かれ変異株が主流になる」と明言。これまで以上の対策が必要だとして、変異株の検査対象を「もう少し広げては」と助言した。
 県は、昨年十二月一日〜今月二日に陽性となった千七十七人のうち、行政検査で検体を採取した六百十四人に変異株のスクリーニング検査を実施。十三件の変異株を確認した。このうち一件は確定検査で変異株ではないと分かった。
 入院患者の運用病床は現在の百四十九床(うち重症用三十床)から二百十六床(同三十二床)に約一週間後に引き上げる。

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