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【石川】500キロ 自転車で“登校” 香川→能登高 地域留学の高砂さん

2021年4月6日 05時00分 (4月6日 09時54分更新)
高松市から「地域みらい留学」先の能登高校まで自転車で走破した高砂信章さん=5日、石川県能登町で(能登高校魅力化プロジェクト提供)

高松市から「地域みらい留学」先の能登高校まで自転車で走破した高砂信章さん=5日、石川県能登町で(能登高校魅力化プロジェクト提供)

目標を達成「精神的に成長」

 高松市の香川県立高校普通科から「地域みらい留学生」として一年間、石川県能登町の能登高校に通い始める高砂(たかさご)信章さん(16)が、通学用自転車で同市の自宅を出発し、七日間かけ五日午後五時、能登町に着いた。五百キロ以上の道のりをテント泊などしながら単独で走破。教員らに迎えられ「脚がきつかったけれど、目標が達成でき幸先良いスタートを切れた」と喜んだ。高校生が故郷を離れた地で挑戦する新事業を象徴するチャレンジが成功した。 (加藤豊大)
 「ただ電車や車で来るのは面白くない。自転車の方が楽しそう」。高砂さんは三月三十日午前五時に出発。フェリーで神戸市から本州上陸後、大阪、京都、滋賀、福井の各府県を経由し能登まで北上した。六泊のうちホテルを一度だけ利用したが、残りはテントなど屋外で泊まった。
 体力的につらい場面もあったが、「道の駅の人が話し掛けてくれたり、高松の友達がスマートフォンで励ましてくれたりと元気をもらった。精神的に踏ん張る力が付き、成長できたと思う」と胸を張った。
 大学で水産を研究することを目標に、八日からの新学期では、能登町柳田の学生寮で生活しながら地域産業科の水産コースで学ぶ。「目の前が海と最高の立地の高校で、基礎的かつ実践的な知識を身に付けたい」と意欲をみせる。
 地域みらい留学は、将来にわたり地方に関わる「関係人口」を都市部などの高校生らで増やそうと、内閣府が企画。高校二年の一年間限定の「地域みらい留学365」では、新学期から能登高など全国各地の十二校が一期生の受け入れを始める。 

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