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イオン系スーパー県内進出 マックスバリュ 今夏 大野のみつわに出店

2021年4月6日 05時00分 (4月6日 09時52分更新)

「マックスバリュ」が進出するホームセンターみつわ九頭龍店=大野市南新在家で


「空白県」解消

 流通大手イオンの系列スーパーマーケット「マックスバリュ」が県内に初進出する。ホームセンターみつわ九頭龍店(大野市南新在家)に生鮮食品部門として出店し「マックスバリュ九頭龍店 生鮮館(仮称)」として今夏オープンする。全国で唯一、イオン系列のスーパーやショッピングセンター(SC)がない「イオン空白県」への進出となり、県内商業関係者はその動向を注視する。 (長谷川寛之、平林靖博)
 ホームセンターみつわ(福井市)は、二〇二〇年にイオン系列のドラッグストア大手ウエルシアホールディングス(東京)と資本業務提携を結び、県内八店舗のうち四ツ居店(福井市)、鯖江店(鯖江市)、敦賀店(敦賀市)の三店舗をウエルシア子会社のウエルシア薬局に譲渡した。残り五店舗のうち九頭龍店は一月に改装を終え、ウエルシアが商品供給する店舗として営業している。
 イオンの子会社「マックスバリュ北陸」(金沢市)によると、九頭龍店に続いて、みつわ武生店(越前市)でも時期未定ながらマックスバリュを出店させる。福井、鯖江、敦賀各市の店舗でも出店を計画しており、同社の広報担当者は「福井をはじめ、北陸エリアで積極的な出店をしていきたい」と話す。みつわによると、九頭龍店の営業時間は午前九時〜午後八時半で調整中。
 県内では、イオンの前身「ジャスコ」が核テナントとして入っていたショッピングタウン・ピア(福井市)が〇三年に閉店。それ以降は出店計画はあったものの地元の反対もあり、実現しなかった。
 マックスバリュ出店について、県内経済団体の商業担当者は「商品構成を研究して『福井仕様』にした場合は、近隣のスーパー、ドラッグストアは影響を受けるだろう」と推察する。併せて「地元SCなどは現状(マックスバリュ進出を)脅威と受け取っていないが、より付加価値のある商品を提供して対抗していければ」と話す。
 九頭龍店を五日、訪れていた買い物客からは喜びと不安が入り交じった声が聞かれた。勝山市毛屋町のパート従業員女性(60)は「(みつわには)週二〜三回訪れているので(全国チェーンのマックスバリュ進出に)主婦として期待している」と喜んだ。一方、大野市内の男性は「マックスバリュに頑張ってほしい。人口の割に近くにはスーパーもあり、はやるかどうかわからない」と話した。

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