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住民有志による浜名湖の清掃ボランティア始動 湖西市

2021年4月6日 05時00分 (4月6日 05時03分更新)
ごみ拾いを続けてきた五十嵐昌治さん(右)と活動の参加者=湖西市鷲津で

ごみ拾いを続けてきた五十嵐昌治さん(右)と活動の参加者=湖西市鷲津で

 湖西市鷲津の表鷲津地区で四日、住民有志による浜名湖沿岸の清掃ボランティア活動が始まった。湖岸清掃を一人で三十年以上続けてきた男性の姿に触発された住民らが中心になり、月一回、日曜の朝に活動する。初回の活動は、雨が降りだしそうな曇天の中、地元の子どもらを含めた二十二人が、約一時間のごみ拾いに精を出した。 (鈴木太郎)
 活動のきっかけになったのは、一九八九年からごみ拾いを続けている五十嵐昌治さん(82)=同市白須賀。趣味の写真撮影のため浜名湖に通いだし、湖岸に放置されていたごみの山が気になった。山形県出身で、浜名湖は魅力的な場所という印象だった。
 「観光に来た人が残念に思わないように」と、週二回程度空いた時間に通っては、ごみを一人で片付けた。清掃中に協力を申し出る人もいたが、長続きはしなかった。
 自宅のベランダから作業する五十嵐さんの姿を見て気がかりになったのは、結婚を機に二〇一七年、表鷲津の湖岸に移住した英会話講師白井晶子さん(42)。愛知県南知多町出身で海岸の環境整備ボランティアの経験があり、何か手伝えないかと感じていた。
 元自治会役員で、表鷲津の別の場所でごみ拾いをしていた知人の竹内広明さん(71)にも相談し、人集めや組織づくりに協力してもらった。
 竹内さんが代表になり、活動を浜名湖クリーンアップパトロール(HamaCUP)と名付けた。河川美化活動をする団体に必要物品などを援助する県の「リバーフレンドシップ制度」には、湖西市の団体として初めて加盟した。回覧で地域の子どもらにも呼び掛けたところ、予想以上の人数が集まった。
 初日の清掃活動は、二十二人が表鷲津湖岸公園に集合し、鷲津漁港から新居町との境までの遊歩道付近を歩きながらごみを拾った。一時間弱の活動で、約三十キロのごみが集まった。
 竹内さんは来年三月まで毎月一回、最も潮の満ちひきが少ない日曜日の朝を活動日に設定。「人が代わっても、長く続ける仕組みをつくりたい」と力を込める。五十嵐さんは「ようやく地元の人が立ち上がってくれてありがたい」と感謝した。
 次回は五月二日の午前八時にある。雨天中止。(問)竹内さん=090(7675)2973

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