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<聖火つなぐ> 故郷・福島、照らす光に

2021年4月5日 05時00分 (4月5日 05時02分更新)
 東日本大震災、前回の東京五輪…。聖火が多くの人々の思いを運ぶ。三、四日に岐阜県を巡り、聖火は五日、木曽川を越えて愛知県に入る。

 4歳で被災し岐阜に移住 田内さん

降りしきる雨の中を走る田内恒樹さん=4日午後、岐阜県関ケ原町で

 「自分が走ることで被災した人たちを少しでも励ますことができれば」。東日本大震災後、福島県双葉町から岐阜県に移住した田内(たのうち)恒樹さん(14)=垂井町立不破中三年=は関ケ原町を走り、息を弾ませた。
 四歳になったばかりの二〇一一年三月十一日。体調を崩して自宅で寝ていた時、大きな揺れに襲われた。気がつくと目の前には大きなブラウン管のテレビが倒れていた。もう数センチずれたら頭を押しつぶされていたかもしれなかった。
 避難先を探し、家族で親戚がいる岐阜県大垣市に住むことになった。食料や生活用品は、心配した地域の人が支援してくれた。
 小学三年で垂井町に引っ越し、四、五年生の時には地元の祭りの子ども歌舞伎に出演し、演技に夢中になった。「みんなが親切にしてくれ、自然になじむことができた」
 聖火リレーは、これまでお世話になった人への感謝の気持ちも込めて走った。「『頑張れ』という言葉を掛けてもらい、安心して走れた」と笑顔を見せた。
 震災の記...

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