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金沢学院大付 6冠へ弾み 全国高校選抜相撲 12年ぶり団体V

2021年4月5日 05時00分 (4月5日 10時11分更新)
全国高校選抜大会で12年ぶりの団体優勝を果たした金沢学院大付属高の(前列左から)篠侑磨選手、森田陽彦選手、(後列左から)松沢魁人選手、大森康弘選手=高知市で(同校提供)

全国高校選抜大会で12年ぶりの団体優勝を果たした金沢学院大付属高の(前列左から)篠侑磨選手、森田陽彦選手、(後列左から)松沢魁人選手、大森康弘選手=高知市で(同校提供)

顧問賛辞「本番で実力以上」

 三月に高知市で開かれた相撲の全国高校選抜大会で、十二年ぶりに団体優勝を果たした金沢学院大付属高(金沢市)の相撲部。昨年はコロナ禍で全国大会が相次ぎ中止となり、一年ぶりの大会で頂点に立った。三年の松沢魁人(かいと)選手(17)は「自分に自信が持てるようになった。これを糧にさらに練習に励みたい」と意気込んでいる。
 団体戦は三人一組で対戦する。選抜大会予選では、三年大森康弘選手(17)の代わりに二年森田陽彦(あきひこ)選手(16)が中堅に入り、予選は一つも星を落とすことなく破竹の勢いで決勝トーナメントに進んだ。森田選手は「完璧だった。腰からしっかり当たることを意識して練習してきたことを出すことができた」と手応えを語る。
 決勝トーナメントでも、全勝で決勝へ。相手は強豪校の鳥取城北(鳥取県)。先鋒(せんぽう)の松沢選手は前日の個人戦で、立ち合いで後手に回り、思うような結果を残すことができなかった。「気持ちを切り替えるしかない」と、持ち前の右四つからしっかりと組んで前に出る相撲を意識した。小柄な相手に一度はかわされるも、がっぷりと組み、上手投げで勝利した。
 決勝トーナメントから中堅に入った大森選手は、立ち合い後にはたかれて体勢を崩したところを突き落とされ、チームとして今大会初の黒星を喫した。「相手が一枚上手だった。気負ってしまった部分もあった」と悔やんだ。
 勝負の大将戦を任されたのは二年篠侑磨選手(17)。対戦相手とは中学時代に全国大会で三回戦い、全て敗れた。「押し続けてくる相撲に苦手意識があったが、負けてもいいから自分の相撲を取ろう」と奮起。立ち合い後、しっかりと相手に低く当たり、最後は寄り倒して優勝を決めた。
 顧問の徳田哲雄教諭は「まさか勝つなんて。実力以上のものを本番で出してくれた」と賛辞を贈る。「それだけ彼らが真面目に練習を重ねてきたということ」と話すように、コロナ禍で立ち合い稽古ができない期間も、部員は自宅などで徳田さんが指示した体幹トレーニングを黙々とこなしてきた。松沢選手は「下半身を強化したことで、前に向かっていく強さがついた」と振り返る。
 十二年ぶりの選抜大会優勝は、次の全国高校総体(インターハイ)に向けて大きな弾みになる。大森選手は「全ての全国大会で勝てるよう、稽古に励みたい」と意欲をみなぎらせる。目指すはインターハイと国体、さらに青森県十和田市、大分県宇佐市、金沢市でそれぞれ開かれる全国大会を加えた六大会の団体制覇だ。 (小川祥)

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