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<追う> 産業育成、模索する県 先端技術実験の企業支援終了

2021年4月5日 05時00分 (4月5日 05時00分更新)
AOU no MORIで栽培されたハーブの香りを確かめる粟生さん(左)と西田さん=菰野町で

AOU no MORIで栽培されたハーブの香りを確かめる粟生さん(左)と西田さん=菰野町で

  • AOU no MORIで栽培されたハーブの香りを確かめる粟生さん(左)と西田さん=菰野町で
 新型コロナウイルスで打撃を受けた県内経済の再建を狙い、先端技術の実証実験に取り組む企業を支援する県の「クリミエイティブ実証サポート事業」が、三月末に終了した。県外からさまざまな実験を呼び込んだ一方、産業育成にどう結びつくかは未知数で、県が描くシナリオは道半ばにある。 (上井啓太郎)
 「将来は街づくりにも寄与したい」。菰野町の山中にある先端技術実証施設「AOU no MORI(アオウノモリ)」。三月下旬、インフラ工事のドリル音が響く中、運営するベンチャー企業LEO(レオ)の粟生(あおう)万琴代表が目を輝かせた。
 粟生さんは伊勢市出身。東京のIT企業に勤めた後、人工知能(AI)を使った事業のベンチャー企業を立ち上げた。二〇一九年に親の介護で名古屋市に移り、現在は同市の起業家養成施設「なごのキャンパス」で働いている。新たな一手として、昨年秋にレオを立ち上げた。
 アオウノモリでは事業者が実証実験を行いつつ、数々のビジネスコンテストで審査員を務めてきた粟生さんからアドバイスも受けられる。三事業者が実験を始めており、その一つが短期間で質の高い土壌となる「高機能ソイル」だ。
 植物の炭に特別な微生物...

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