涙の池江璃花子「すごくつらくてしんどくても努力は必ず報われる」100mバタフライ制し感無量
2021年4月4日 17時27分
競泳の日本選手権100メートルバタフライ決勝で、白血病から復活した池江璃花子(20)が57秒77で優勝した。
◇池江の一問一答は以下の通り
―今の気持ちは
「まさか100で優勝できると思っていなかった。(リオ五輪代表に内定した)5年前の五輪選考会よりもずっと自信もなかったし、自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていたが勝つための練習もしっかりやってきたし、最後は『ただいま』という気持ちでこのレースに入場してきた。自分がすごくつらくてしんどくても努力は必ず報われると思った」
―予選、準決勝、決勝とタイムを上げた
「予選、準決勝でターンが合わずに改善点が逆にあると思っていたので57秒台は出ると思っていなかったですし、。リレーの派遣タイム(57秒92)も切れると思っていなかったのですごくうれしい」
―5年前もリオ五輪内定を決めて涙した。前回との違い、5年間の歩みを振り返って
「正直100メートルのバタフライは一番戻ってくるのに時間がかかると思っていた種目でもあった。本当に優勝を狙っていなかった。でも何番でもここにいることに幸せを感じよう思って、最後も仲間たちが全力で送り出してくれて、今すごく幸せ」
―入場時、フィニッシュ時の拍手はどう感じた
「自分にこの拍手が届いていると思っていなかったので順位が決まった時はすごくうれしかったし、本当に言葉にできない」
―メドレーリレーの派遣標準記録をクリアした
「さっきも7秒出ると思っていなかったと言ったが、本当に出ても8秒1かなと思っていたので本当に、本当にうれしい」
―予想以上に戻ってきている手応えもあったか
「ものすごく自信のついたレースでもあった。派遣は切れたが代表に入れるかどうかはわからない。100メートルの自由形も残っているし、あと3本あるので気を抜かずに頑張りたい」
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