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プロ注目右腕・稲葉虎大が149球完投 東海学園大に19年秋以来のリーグ戦白星もたらす【愛知大学野球】

2021年4月4日 17時14分

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完投勝利を挙げた東海学園大の稲葉虎大投手

完投勝利を挙げた東海学園大の稲葉虎大投手

◇4日 愛知大学野球春季リーグ(名古屋市・パロマ瑞穂球場)
 2回戦1試合が行われ、東海学園大が中京大に4―3で勝ち、対戦成績を1勝1敗の五分に持ち込んだ。先発のプロ注目右腕・稲葉虎大(4年・岡山・関西)が13奪三振の完投勝利でチームに2019年秋以来のリーグ戦白星をもたらした。
     ◇    ◇
 最後の打者を13個目の三振に切って取ると、東海学園大の稲葉は鬼気迫る表情を緩めて笑顔を浮かべた。149球の熱投で、チームに2季ぶりの白星をもたらした。
 「最近の中では一番調子がよく、いい感じで投げられました。低めの直球も垂れずに投げられたと思います」
 初回は2者連続三振を奪う完璧な立ち上がり。2、3回に1点ずつを失い追い付かれたものの、勝ち越し点は許さなかった。4回からは3イニング連続で三者凡退。2点リードの9回は先頭に三塁打を浴び、味方の適時失策で1点差に迫られたが、最後まで球威は落ちなかった。
 3月17日のトヨタ自動車とのオープン戦では1イニング3分の2を6失点と打ち込まれた。「マウンドでどうしていいのか分からなくなった。本当に悔しかった」。リーグ戦開幕までの短い期間、シャドーピッチングで投球フォームを入念に確認。2週間で見事に修正してみせた。
 体のキレを出すために、冬は肉体改造に着手。エネルギー源となる炭水化物を摂取しながらも体を絞り、体脂肪率は18・8%から15%へと減少した。ラダーなどの瞬発系のトレーニングを取り入れ、最速150キロの直球に磨きをかけた。
 チームを勝利に導く投球に、鈴木監督も「ベンチから見ていると、最近は真っすぐが垂れていたがきょうは伸びていた。久しぶりにいい投球だった」とほほを緩めた。
 開幕戦では中京大の左腕・伊藤が7回途中まで無安打投球。味方打線を完璧に抑えた同学年の投球をベンチから見守り、「自分も負けたくない。いい刺激になりました」と闘志をたぎらせた。
 あこがれの投手はエンゼルスの大谷だ。「きょうの投球で、また自信がついた。相手だけでなく、味方も『おおっ』とうなるような投球がしたい」。チームにとっても、稲葉にとっても大きな1勝となった。

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