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「追い込まれたら私、強いんです」稲見萌寧が猛チャージ逆転V 難コースで36Hボギーなし【女子ゴルフ】

2021年4月4日 17時04分

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通算12アンダーで逆転優勝し、カップを手に笑顔の稲見萌寧

通算12アンダーで逆転優勝し、カップを手に笑顔の稲見萌寧

◇4日 ゴルフ・ヤマハレディースオープン葛城最終日(静岡県袋井市・葛城GC山名C)
 3打差6位からスタートした稲見萌寧(21)=都築電気=が6バーディー、ノーボギーで前日から2日連続66の猛チャージ。大会新記録の通算12アンダーで逆転優勝を飾った。3月明治安田生命レディス以来3週ぶりのシーズン3勝目、ツアー通算4勝目。1打差の11アンダー2位に山下美夢有(19)=加賀電子=、10アンダー3位に高橋彩華(22)=東芝=が入った。
 稲見の心に火をつけたのは、3日目終了時点で首位に立っていた高橋の存在だった。同門で仲良し、しかも今大会はともに師事する奥嶋誠昭コーチが高橋のキャディーを務めていた。「そこが一番(のモチベーション)でした。何が何でも私が勝つ、と思ってた。今朝スタート前、コーチに『私、頑張るから!』と宣言してました」と話した。
 プレーオフまで持っていきたいとスタート前から狙っていた。ラウンド前半は4番で4メートルを沈めた1バーディーのみと伸び悩んだが、バック9に入ると形相が変わった。10番で7メートルのバーディーパットが決まると「11番がパーで終わってからは、あと3つ、あと3つ(バーディー)と思ってやってました」。
 12番で2メートル、13番で1メートル、15番で1メートルとピンを攻め続け、ツアー屈指のショットメーカーの面目躍如。最終18番では「17番で(後続の)最終組の山下さんがボギーを打ったのは知らなかった。バーディー取らなきゃ私の優勝はない、と思ってました」と、奥から5メートルの下りフックラインを絶妙なタッチで決めた。「究極に追い込まれたら私、強いんです」。前日からの決勝ラウンド2日間、36ホールで12バーディー、ボギーなし。葛城名物といわれる強風こそなかったが、難コースで驚異的なゴルフだった。
 これで2021年5戦にして2勝目。「世界一になるには世界一練習しなきゃいけないと思っている」と話す練習の虫は「次はメジャータイトルを取りたい」と、明確な設定目標を明かした。今のところ海外ツアーへの行く考えはない。「力をつけて、日本ツアーでずっと上位で戦っていたい」。無敵のドメスティック女王を目指している。
 ▼稲見萌寧(いなみ・もね) 1999(平成11)年7月29日生まれの21歳。東京都豊島区出身。166センチ、58キロ。9歳からゴルフを始め、高校1年時の15年東日本女子パブリックアマ優勝。2018年プロテストに一発合格し、19年センチュリー21レディスで19歳最後の日にツアー初V達成。20年スタンレーレディスで2勝目、今年3月の明治安田生命レディスで3勝目。日本ウェルネススポーツ大在学中。

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