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閲覧禁止の壬申戸籍?ネットに 差別的表現、法務局が出品者から回収

2021年4月4日 05時00分 (4月4日 05時01分更新)
 明治時代に編製され、当時の身分や犯罪歴など差別的な表現を含むことから閲覧禁止の「壬申戸籍」とみられる文書が一月、インターネット上で出品されていたことが法務省などへの取材で分かった。法務局が出品者に依頼し、回収した。
 壬申戸籍の公開は人権侵害にあたる恐れがあるが、二〇一九年にも同様の問題が発覚。当時の法相が「看過できない情報も入っており、流布されないように対応をとる」と厳しい姿勢を示していた。
 法務省とオークションサイトの運営会社「ヤフー」によると、同社がサイトをパトロール中に文書を発見し、出品を削除した。連絡を受けた法務省が出品者に引き渡しを依頼。地元法務局が回収した。管轄した法務局は明らかにされていない。
 同サイトでは、壬申戸籍とされる出品が過去に複数回あった。一九年一月に静岡県、同年五月に奈良県と埼玉県の戸籍とみられる資料が出品され、十万円以上で落札されたものもあった。
 法務省の担当者によると、差別文書がインターネットで売買されても強制回収する法的根拠はない。過去には引き渡し要請に所有者が応じなかった例もあり、「サイト運営会社を通して依頼することしかできず、回収には出品者の協力が...

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