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「大道塾」東孝理事長が胃がんで死去 ローキックを武器に極真空手で活躍した“人間機関車”71歳で逝く

2021年4月3日 23時31分

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胃がんの素振りも見せなかった昨年10月の食事会での東塾長

胃がんの素振りも見せなかった昨年10月の食事会での東塾長

 極真空手出身で現役引退後に大道塾を設立。後に総合武道の「空道」を創設した武道家で全日本空道連盟創始者の東孝理事長が3日、14時35分、胃がんのため亡くなった。大道塾の公式サイトで発表した。71歳だった。
 東理事長は宮城県気仙沼出身。気仙沼高校で柔道を始める。卒業後は自衛隊を経て1971年に早稲田大学第二文学部在学中に極真会館に入門。大学に極真空手部を創部し、初代主将となった。現役中は得意技の下段蹴り(ローキック)を連発して相手をKOすることから“人間機関車”と恐れられた。
 極真会館主催の全日本選手権には73年の第5回大会からエントリー。世界選手権も第1回大会(6位)から出場。巨漢の外国勢にローキックを武器に一歩も退かない闘争心で人気を博した。全日本選手権は第9回大会で優勝。77年に行われた第2回全世界空手道選手権大会(4位)を最後に現役を退いた。引退後は総合格闘技にも弟子を積極的に参戦させるなど、立ち技の打撃系から総合格闘技の嚆矢(こうし)となった。
 私も極真会館出身で東塾長は後輩になるが昨年10月、池袋のレストランで食事会をした。今思えば顔がややむくんでいたような気がした。同席した極真の初代世界王者で佐藤塾の佐藤勝昭塾長(75)によると「あの時は既に体調を崩していて良くなかったんです。我慢強く愚痴は言わない人でした。まだ71歳ですからね。残念です」と悔しがった。
 今後の日程はホームページによると「コロナ禍のため改めてお知らせします」としている。合掌。(山崎照朝、オープントーナメント第1回全日本選手権王者)

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