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中日の失点もひどいが阪神もひどかった…不思議な逆転劇で“負の流れ”は変わるか 昨季甲子園で1勝11敗

2021年4月3日 11時38分

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2回表2死三塁、打者木下拓のとき、京田が藤浪のボークで生還する

2回表2死三塁、打者木下拓のとき、京田が藤浪のボークで生還する

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇2日 阪神3―6中日(京セラドーム大阪)
 敗色濃厚の8回、突然、目の前が明るくなった。1死から平田が四球を選び…。「誰が打ったか」は詳報されている。ここで書くのは「誰から打ったか」。6回まで藤浪にねじ伏せられ、1番からだった7回は岩貞に3人が沈黙。阪神は逃げ切り態勢に入っていた。8回は岩崎。9回はスアレス。そう決まっている。ところが、出てきたのは加治屋だった。
 「優(岩崎)がちょっと今日、使えない感じやったんで。まあまあちょっと…。(加治屋らで)乗り切りたかったなという感じやけど。1年長いんで」
 なぜ加治屋? 試合後の矢野監督は、裏目に出た継投の舞台裏には触れたがらなかった。気持ちはわかる。公表はしていないが、岩崎はキャンプ中からコンディションに少し不安を抱えているようだ。1日は1イニングを31球。無理はさせたくない。この球数が「連投回避」の真相なのだろう。
 1勝11敗。中日の監督、コーチ、選手が忘れてはいけない数字だ。いや、ファンだって忘れたくても忘れられない。昨季の甲子園での惨敗。年が改まって、最初の対戦は京セラドームで組まれていた。センバツのおかげ。ドーム球場を本拠地とする中日には、屋外で内野が土の甲子園よりはるかに戦いやすいはず。ところが4失策。あのまま負けていたらと思うとゾッとする。
 中日の失点もひどいが、阪神もひどい。2回の先取点は2死三塁からのボーク。藤浪は球威を優先し、振りかぶろうとした。京田のフェイクスタートについ釣られ、フォームを中断した。勝敗は重い。中日の4失策は明るく反省でき、阪神のミスは暗い影を落とす。相性は1年でリセットされるはず。期待を込めた僕の考えだが、これくらい不思議な勝ち方なら、負の流れも変わってくれそうだ。

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