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障害者も防災学びやすく 全国初「点字付きすごろく」

2021年4月3日 05時00分 (4月3日 11時03分更新)
みらいネット浜松が制作した点字付きの防災すごろく=浜松市中区で

みらいネット浜松が制作した点字付きの防災すごろく=浜松市中区で

 浜松市西区のNPO法人「みらいネット浜松」が、防災について学べる点字付きすごろくを制作した。地震や台風の発生時に支援が必要な「災害弱者」になりやすい視覚障害者に、遊びながら防災意識を高めてもらう狙い。同NPOによると全国で初めての試みという。 (中田弦)

◆NPO法人「みらいネット浜松」が制作

 みらいネットは、二〇一四年に防災すごろくを開発。ヘルメットや救急セット、携帯ラジオなど防災に役立つアイテムカードを集めながら、学校や福祉施設で集団で被災した場合と、一人でいる時に被災した場合の二つのコースのどちらかを進んでゴールを目指す。
 普段から福祉事業に取り組んでいることから点字を付けることを発案。昨年十一月に市内のNPO法人「六星」に点訳してもらい、すごろくの台紙とアイテムカードに点字が刻まれた透明テープを貼った。
 点字すごろくは五十セット作った。今年二月に点字新聞で紹介されると、全国の特別支援学校などから購入希望が相次いだ。浜松市内の特別支援学校で出前授業をしたところ、生徒たちから「地震や津波が起きたらどうすればいいか、楽しく遊びながら考えた」と言われたという。
 みらいネットは一般の小学校や高齢者施設でも点字すごろくの出前授業をしている。河原みち代理事長(80)は「目の見えない人に防災を学んでもらうのが目的だが、健常者も点字に興味を持つきっかけになれば」と話す。
 (問)みらいネット浜松事務局=053(570)8696

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