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お茶加工、障害者の力借り 掛川に就労支援事業所オープン

2021年4月3日 05時00分 (4月3日 05時03分更新)
4月に開設した就労継続支援A型・B型事業所「きららサテライト」=掛川市和田で

4月に開設した就労継続支援A型・B型事業所「きららサテライト」=掛川市和田で

  • 4月に開設した就労継続支援A型・B型事業所「きららサテライト」=掛川市和田で
  • 1日2万4000個のティーバッグを作る機械が2台ある作業場=掛川市和田で
 NPO法人掛川障がい者支援センターは今月から、掛川市和田で、基幹産業のお茶の包装加工作業と障害者雇用の促進を図る就労継続支援A型・B型(多機能型)事業所「きららサテライト」をスタートした。二、三日に内覧会を開き、茶業や福祉の関係者らが施設内を見学している。 (中野吉洋)

◆A型、B型で作業

 定員は、雇用契約を結び給与が支払われるA型が十人、授産施設的な活動で就労の訓練をするB型が十人。受託可能な作業は、お茶のティーバッグの包装加工と、付随する袋詰めやシール貼りなどの軽作業。丸山製茶の協力を得て行われる。A型で働く人は、さらに一般就労を、B型で働く人はA型での雇用を目指していくという。
 施設は敷地九百四十平方メートル、延べ面積三百九十平方メートルの鉄骨造り二階建て。総事業費一億八千百万円。一階が作業場で、一台で一日二万四千個のティーバッグを作る機械が二台ある。A型作業は、一般就労に近い環境で検品などを行う。B型作業は箱を組み立てたり、シールを貼ったりする。二階には多目的室や事務室、相談室などを備える。
 ティーバッグは市内外を含め、相手先ブランドによる生産(OEM)でも依頼を受ける。不織布やナイロンの素材、タグの有り無しなど原料に応じた包材と仕様に対応可能で、既に数社から注文があるという。
 輸出面も、協力する丸山製茶がハラール認証を取得しており、同施設も日本アジアハラール協会の認証を審査中だ。
 施設は、二百メートルほど離れた既存の就労継続支援B型事業所「きらら上内田」(掛川市上内田)の増設という形。B型事業所では農業と福祉の連携で午前中に農作業、午後に授産的作業を行っている。掛川障がい者支援センターの榛葉光夫理事長は「今回の施設の増設で、基幹産業である茶業と福祉の融合をさらに目指していきたい」と話している。

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