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陸前高田「漂流ポスト」舞台に映画 「コロナ禍の今こそ見て」

2021年4月2日 16時00分 (4月2日 16時06分更新)
「漂流ポスト」を運営する赤川勇治さん=岩手県陸前高田市で

「漂流ポスト」を運営する赤川勇治さん=岩手県陸前高田市で

  • 「漂流ポスト」を運営する赤川勇治さん=岩手県陸前高田市で
  • 漂流ポストで公開されている手紙を主人公が読むシーン=清水健斗監督提供
  • 清水健斗監督
 東日本大震災で亡くなった人への手紙を受け付ける岩手県陸前高田市の「漂流ポスト」を舞台にした短編映画が三日から、名古屋市中村区のシネマスコーレで上映される。「大切な人を失った世界」を描いた作品は、海外の映画祭などで共感を呼び受賞が相次いだ。清水健斗監督(37)=横浜市=は「コロナ禍の今こそ見てほしい」と話す。 (鈴木凜平)
 主人公は、十年前の震災で親友の恭子を亡くした園美。ある日、中学生時代に恭子と一緒に埋めたタイムカプセルを見つける。中には「将来のお互い」に宛てた手紙が入っていた。そんな時、漂流ポストの存在を知る、という筋書きだ。脚本も清水さんが手掛けた。
 十年前、CM制作会社に勤めていた清水さんは、岩手県でCMを撮影するはずだったが、震災のため別の場所で撮影した。その後、被災地が気がかりで休暇を取って約三週間、同県大槌町の避難所などでボランティア活動をした。
 避難所で様子を映像に残そうか悩んでいると、仲良くなった避難者から「いろんな人に伝えるのも大事」と言われた。「メッセージを込めた映像を撮りたい」と感じていた清水さんは、背中を押された気がして二〇一二年に会社を辞め、フリーの映画監...

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