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ウィズコロナの入社式 一部オンラインや会場人数制限  

2021年4月2日 05時00分 (4月2日 09時46分更新)

 県内の企業 感染対策工夫

 新年度が始まった一日、県内企業や官公庁では入社式や辞令交付式が開かれた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部では中止となったが、今年は感染対策に工夫を凝らした「ウィズコロナの入社式」となった。(長谷川寛之)

緊張した面持ちで江守社長(右)から辞令を受け取る新入社員=1日、福井市のNICCAイノベーションセンターで(山田陽撮影)

 昨年中止した県内企業のうち、創立八十周年となる日華化学(福井市)はNICCAイノベーションセンターで入社式を開いた。新入社員十人はマスク着用で臨み、江守康昌社長から一人一人に辞令が交付された。新入社員代表の黒瀬彩子さんは「一日でも早く貢献できるように、まい進していきます」と決意を述べた。
 感染対策として役員の一部はオンラインでの出席とした。また保護者の観覧はできないため、式の様子を動画で撮影して後日視聴できるようにして会場の人数を制限した。

プラネタリウムのスクリーンに写真や名前を映し出し、抱負を述べる新入社員=1日、福井市のセーレンプラネットで

 同じく二年ぶりの開催となったセーレン(同)は同市のハピリン内のセーレンプラネット(市自然史博物館分館)で行い、座席間隔を空けるなど各種対策を施した。自社が製造に携わった県民衛星「すいせん」が打ち上がるなど宇宙への関心が高まっていることなどから初めて入社式会場とした。出席したグループの新入社員三十二人は、写真や名前が映し出されたプラネタリウムのスクリーンをバックに抱負を述べた。
 フクビ化学工業(同)では、この日の入社式を迎えるに当たって新入社員は二週間前から毎日の体温と体調を会社に報告した。二日からの研修も密にならないように複数の会場に分け、講師役がリモートで行う体制とする。
 福井銀行(同)は感染者数が多い地域など県外からのUターン就職を考慮し、グループの入社式を年度初めから二週間程度経過した十二日に設定した。研修は一日から始め、各自宅からリモートで受けている。
 同行の採用担当者は「直接的に会う機会が減っているので、オンラインでの懇親会や電話などで学生の不安が少しでも解消できるように接触頻度を上げるように心掛けた」と採用活動を振り返る。

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