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「まちづくり会社」始動 東尋坊 環境、観光に磨き 

2021年4月2日 05時00分 (4月2日 09時45分更新)
坂本市長(右)に抱負を語る小南社長=1日、坂井市役所で

坂本市長(右)に抱負を語る小南社長=1日、坂井市役所で

 イベント開催 英語版HPも

 北陸新幹線の県内開業などを見据え、県内屈指の観光地である坂井市の東尋坊エリアの魅力向上に取り組む東尋坊まちづくり会社が一日、設立された。地元の東尋坊観光協会の役員らが発起人、出資者となった純然たる民間会社で、小南正一社長は「地元の合意形成を図り、自立できる組織にしたい」と抱負を語った。 (松田士郎)
 まちづくり会社は二〇二〇年七月に作成された東尋坊再整備基本計画に基づき設立された。東尋坊観光協会の前会長の小南社長のほか、現会長の阪本浩三さんと役員の下影博さんが副社長を務める。社長と副社長が初期資本金六百万円を出資し、事務所は東尋坊観光交流センター一階に置く。
 自然と人の営みとの調和を象徴する「環境共生」の理念を掲げ、持続可能なまちづくりを目指す。自然環境と固有の歴史、文化を利活用する「環境づくり事業」と、観光資源を生かし地域経済を振興する「観光づくり事業」の二つが事業の柱。事業の推進に当たっては、地元事業者や有識者・専門家、行政関係者らからなる東尋坊戦略会議と、人材育成を目指す次世代勉強会を設置し、専門性を確保してさまざまなアイデアの実現を図る。
 今後、地元から追加の出資を募るなどするとともに、駐車場の運営による収入も見込む。初年度は県と市からの補助金五百万円を活用して、夕日イベントや芝生広場で、地元をはじめ県内の食文化を紹介するマルシェ・トージンボー、商店街事業者向けの講習会、海外に向けて魅力を発信する英語版のホームページの作成などに取り組む。
 一日、市役所に坂本憲男市長を訪ねた小南社長は「民間会社として最大限のコストパフォーマンスを考え、観光客と地元の双方のニーズに応えるサービスを提供したい」と抱負を述べた。坂本市長は「地元が潤い、貢献できる会社になってほしい」と激励した。
 東尋坊再整備事業で坂井市は、二一年度一般会計当初予算に駐車場一元化実施設計やビジターセンター基本設計の委託料などとして二億七百万円を計上している。

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