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県内企業で入社式 新鮮力期待、挑戦や奮起促す

2021年4月2日 05時00分 (4月2日 05時02分更新)
テレビ会議システムを使った静岡銀行グループの入社式で柴田久頭取(左)の前に並んだ新入社員の代表たち=静岡市清水区で

テレビ会議システムを使った静岡銀行グループの入社式で柴田久頭取(左)の前に並んだ新入社員の代表たち=静岡市清水区で

  • テレビ会議システムを使った静岡銀行グループの入社式で柴田久頭取(左)の前に並んだ新入社員の代表たち=静岡市清水区で
  • ヤマハの入社式で中継用のカメラに向かって抱負を述べる長谷川咲紀さん=浜松市中区で
  • 新入職員全員が出席した浜松いわた信用金庫の入庫式で誓いの言葉を述べる近藤志保さん=磐田市で
  • 鈴木俊宏社長の祝辞の動画を視聴するスズキの新入社員たち=浜松市南区で(スズキ提供)
 新年度を迎えた一日、県内の多くの企業で入社式があった。新型コロナウイルス感染拡大で昨年は急きょ中止した企業もあったが、今年は感染防止策を徹底したり、オンラインを併用したりして式を開き、新入社員に挑戦や奮起を促すトップが目立った。 (中平雄大、久下悠一郎、鈴木啓紀、木造康博)
 静岡銀行のグループ合同入社式は、静岡市清水区のしずぎん本部タワーと、新入社員二百六十三人の配属先をテレビ会議システムで結んで実施。代表者十人が本部で辞令を受け取った。柴田久頭取はデジタル化や脱炭素化の加速に触れ「自分が主人公という意識で、従来の発想や枠組みを超えた変革の原動力となってほしい」と呼び掛けた。
 大学・大学院卒の新入社員百八十四人のうち半数超の九十四人が女性。高校卒や留学生も採用し、多様性を印象づけた。代表して神間(かんま)翔子さん(22)がコロナ下の学生生活を振り返り「あらゆる危機を新たな成長へ変える」と誓いを述べた。
 ヤマハもグループ合同の入社式をオンラインで開催。浜松市中区の本社と研修会館をビデオ会議アプリでつなぎ、新入社員百九人が研修会館の五部屋に分かれて出席した。
 中田卓也社長は「コロナ禍は事業を強くするチャンス。どんどん挑戦し、周りとの対話を大切にしてほしい」とあいさつ。長谷川咲紀さん(23)が「先輩の志と情熱を受け継ぎ、現状に満足することなく挑戦していきたい」と抱負を述べた。恒例のヤマハ吹奏楽団の生演奏はせず、事前に収録した映像を流した。
 新入職員四十九人にPCR検査を行い全員の陰性を確認した浜松いわた信用金庫は、磐田市の磐田本部で入庫式を開いた。代表の近藤志保さん(22)が「地域の人々を思いやり、力になれるよう努力します」と誓いの言葉を述べ、御室健一郎理事長は「こういう時期だからこそ地域の皆さまの役に立つという気概を持って進もう」と激励した。
 スズキの入社式はオンラインで開催。新入社員五百九十五人のうち、地元出身者は配属先の本社や各工場に集まり、入寮者は寮の自室から参加した。祝辞で鈴木俊宏社長は、自動車業界が百年に一度の大変革期にあるとして「やらまいか精神でどんどん挑戦してほしい。能あるタカは爪を出せ!」と語気を強めた。
 ヤマハ発動機も新入社員百八十八人を四会場に分けてオンラインで入社式を開いた。日高祥博社長は事前収録したメッセージで二〇五〇年の脱炭素社会の実現に触れて「三十年後に向けて当社も走りだしている。皆さんは集団のトップランナー、目標達成に向けたアンカーとして活躍してほしい」と期待を込めた。

◆他のトップあいさつ

 浜松ホトニクス・晝馬(ひるま)明社長 当社の光技術は研究開発や現場のものづくりを通して行う製品開発で積み上げてきた。継承し、さらに発展させてほしい。
 遠州鉄道・斉藤薫社長 地域の暮らしと安全を守るという自覚と責任を持つとともに、積極的にチャレンジして会社に変化をもたらしてほしい。
 エンシュウ・山下晴央社長 見えるもの、聞くことが新しいことばかりだと思う。無関心にならず、分からないままにせずに周りに声をかけよう。
 共和レザー・花井幹雄社長 社会の変化で企業活動も大きく変わりつつある。時代の荒波を一緒に乗り越えよう。明るく前向きに仕事に取り組んでほしい。
 静岡ガス・岸田裕之社長 エネルギーや暮らしを支えるサービスが生業であり、低炭素化・省炭素化に全力で取り組む。一緒に考え、一歩踏み出そう。
 ジヤトコ・中塚晃章社長 自動車業界は変革期で、若者にとっては大チャンスだ。「変化があった方が面白い」と考え、どんどん活躍してほしい。

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