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ガラス瓶 輝くレトロ感 明治-昭和の70点 白山で展示

2021年4月2日 05時00分 (4月2日 10時37分更新)
さまざまなレトロ瓶のコレクションの展示会を実現した米田崇太郎さん=白山市北安田町で

さまざまなレトロ瓶のコレクションの展示会を実現した米田崇太郎さん=白山市北安田町で

中1の米田さんが収集

 大小さまざまなガラス瓶が、照明を浴びてキラキラと輝く−。今春、白山市鶴来中学校に進学する米田崇太郎(しゅうたろう)さん(12)=同市日御子町=が収集した、明治から昭和のガラス瓶七十個を展示する「美しき日本のレトロ瓶展」が、白山市北安田町の行善寺温泉「やぶそば」で開かれている。十日まで。 (吉田拓海)
 米田さんは約三年前、海辺でガラスの破片が水流や砂に磨かれた「シーグラス」を拾ったことをきっかけに、ガラス瓶を集め始めた。骨董(こっとう)市などを巡ったり、インターネット通販を利用したりして、小遣いの範囲で収集。レトロなガラス瓶の魅力は「つやつやな光沢や、透き通る透明さがきれい」といい、コレクションは約百二十個になった。
 「小学校卒業を記念した展示会を開きたい」。米田さんが周囲に夢を話したところ、行善寺温泉で学習会を開く子育て支援団体「にじいろのかさ」=同市森島町=が協力してくれ、展示会が実現した。
 コレクションの半分ほどを出品した展示会。解説板も全て米田さんの手作り。宝石のような「神薬」の小瓶は、鮮やかなコバルトブルー色をしている。「神薬」は明治時代に、腹痛や酔い止めに服用する万能薬として珍重された。水あめが入った、甘い薬だったという。
 現在の講談社が一九三一(昭和六)年に発売し、大人気となった幻の清涼飲料水「どりこの」の瓶は貴重な一品。飲料の製法が残されておらず、どんな味だったのか想像をかき立てる。
 昭和初期のうま味調味料や目薬瓶、傷薬の定番「赤チンキ」、明治時代の米国産ラムネ瓶など、貴重な瓶の数々が並ぶ。鉄砲型のコンペイトー容器や、米田さんが抱えるほどの巨大な瓶もある。
 米田さんの将来の夢は、ガラス瓶以外にもレトログッズを集め、展示する「昭和館」を開くこと。「空き瓶と聞くとごみだと思う人もいるが、展示を見て美しいと知ってほしい」と、宝物の瓶と同じくらい目を輝かせた。
 入場無料。午前十一時〜午後九時半。第二、四木曜は定休日。

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