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国越えて介護の道に モンゴル国籍のエンフバタさん、現場へ

2021年4月2日 05時00分 (4月2日 10時35分更新)
円山寛人理事長から辞令を受け取るダシドンドグ・エンフバタさん(左)=七尾市千野町で

円山寛人理事長から辞令を受け取るダシドンドグ・エンフバタさん(左)=七尾市千野町で

  • 円山寛人理事長から辞令を受け取るダシドンドグ・エンフバタさん(左)=七尾市千野町で
  • 円山理事長(左)のあいさつに耳を傾ける職員ら=七尾市千野町で

七尾の「えんやまグループ」に入職

 七尾市内で病院や社会福祉施設などを運営する「えんやまグループ」の入職式が1日、同市千野町の介護老人福祉施設千寿苑(せんじゅえん)であった。今年は、同市の国際医療福祉専門学校七尾校を外国人留学生として初めて卒業したモンゴル国籍のダシドンドグ・エンフバタさん(38)も介護福祉士として仲間入り。現場業務のスタートへ決意を新たにした。 (稲垣達成)
 「この日を迎えられてうれしい。楽しみ」。辞令を受け取り口元を引き締めたエンフバタさんは、異国の地で言葉の壁を乗り越え、勉強に励んできた。四年前に来日。神戸市で二年間、日本語学校に通った後、七尾市の同校に入学。「人の役に立つ仕事がしたい」と思ったのが、介護福祉士を志したきっかけだった。
 授業の合間に学校の図書室で黙々と勉強。母校から解剖の書籍を取り寄せ、体の構造などを独学したという。一年生の六月からは千寿苑でアルバイトを始め、清掃業務や介助などに従事。介護福祉学科専任教員の花田真維子さんは「言葉が通じずうまく意思疎通できないこともあったが、しんが強く、最後まで一生懸命だった」と振り返る。
 四月から正規職員として業務に当たる。花田さんは「とにかく頑張り屋さん。不安なことがあれば、いつでも相談して」とエール。エンフバタさんは「花田さんのような優しい人になる」と決意を新たにした。
  ◇     ◇     ◇
 えんやまグループの入職式には職員約八十人が出席。二人に辞令を渡した円山(えんやま)寛人理事長は、猛威をふるう新型コロナウイルスに触れ「恐らく本年度も昨年度と同じような状況が続く。引き続き気を引き締めて」とあいさつ。「一人でやれることには限りがある。一人足す一人が三人に、三人が五人分の力を発揮し、患者さん、利用者さんのために良い仕事をしよう」と呼び掛けた。

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