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スーパーフォーミュラ4日いよいよ開幕 4度目王座挑むナカジマ復帰の山本尚貴にインパル平川亮雪辱なるか

2021年4月2日 10時00分

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山本尚貴(右)と平川亮

山本尚貴(右)と平川亮

 国内最高峰フォーミュラのスーパーフォーミュラが、静岡県の富士スピードウェイで開幕(4月4日決勝)する。注目は昨季3度目の王者をダンディライアンで獲得し、古巣のナカジマに移籍した山本尚貴(32)だ。事前テストではクルマつくりにやや手間取っていたが、徐々に本来の力を取り戻して4度目の王座という偉業に挑む。最大のライバルとなるのはインパルの平川亮(27)。昨季は最終戦で逆転されて無念のランキング2位に終わり、その雪辱に燃えている。
 事前テストで苦戦していた山本が、3月末に富士で開かれた公式テスト2日目の最終セッションでトップ争いに絡む5番手タイムをマーク。長いトンネルの出口を見いだした。
 「まだまだやれることや、やりたいことはあるが、少しずつ調子は上がっている。チームの頑張りを、タイムや順番で表すのが僕の仕事だ」
 3月半ばに鈴鹿サーキットで開かれた公式テストからクルマが思うように動いてくれず、チームと一丸となって解決策を探ってきた。富士でも2日目午前までピリッとしなかったが、開幕戦の予選と同じようなコンディションが予想される最後のセッションに帳尻を合わせたのはさすがだ。
 今季は環境の変化を求めて2年間所属したダンディライアンを離れ、2010年にシリーズデビューしたナカジマに復帰。昨年末のルーキーテストから準備を進めてきたが、新しいチームと互いに理解を深めるにはどうしても時間はかかる。そんな難しい挑戦に臨むことが、日本を代表するドライバーになった山本のモチベーションになっているという。
 そんな強力な王者に挑むのが、昨季あと一歩でタイトルを逃した平川だ。富士で開かれた昨季最終戦にはランキング首位で臨んだが、予選、決勝ともペースが上がらず、目前の5位でゴールされた山本に逆転でタイトルを奪われた。「昨年の最終戦は思い切り走れなかったので、(同じ富士の今季開幕戦では)やり切りたい思いが強い」と力を込めた。
 3月に開かれた2度の公式テストでは、ほとんどのセッションでもトップ3入りする好調をキープ。「仕上がりは悪くはないとは思う。でも、もう少しな部分もある」と平川。多くの選手からマークされる仕上がり状況ながら、もっとクルマを良くしようという貪欲さが出てきた。
 レースやテストでは、走行後にエンジニアと夜遅くまでミーティングを続ける姿がよく見られる。「その日やったことを全て理解し、自分の経験や知識を高めていきたい」と説明。コース上で誰よりも速く走るため、クルマを理解する作業に時間を惜しまない。
 平川は「(今季は)逃したチャンピオンしか考えていない。改善できるところはある」と勇ましい。対する山本も「平川選手は昨年悔しい思いをしているから、今年にかけている。そんな姿を見ると、逆に燃えますね」と負けていない。二人のタイトルをかけた戦いは、日本レース史に残る名勝負になりそうな予感だ。

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