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<どうする相続>介護記録や領収書残そう 森永卓郎さんに聞く 家族の心構え

2021年4月1日 05時00分 (4月1日 05時00分更新)
 「相続」は突然やってくる−。経済アナリストの森永卓郎さん(63)は10年前、父を亡くした。それから相続税の申告期限までの10カ月、遺言を含む生前整理の情報がないまま、相続財産を確定するため煩雑で膨大な作業に追われた。“地獄”と称する体験とともに、残った家族が困らない相続の心構えを聞いた。 (砂本紅年)
 一月に新著「相続地獄−残った家族が困らない終活入門」(光文社新書)を出版した森永さん。父の遺産の相続手続きは想像以上に大変で、「相続の準備があるかないかは、天国と地獄の分かれ道」と痛感したという。
 森永さんは二〇〇〇年に母を亡くした後、自宅に父を呼び寄せた。同居六年目に父が脳出血で倒れ、後遺症で半身不随となり要介護4に。在宅で主に森永さんの妻が世話をし、父の生活費や介護の諸経費は森永さんが賄っていた。
 父はがんの手術も受け、〇七年に高齢者施設に入居。月三十万円強の利用料も負担した森永さんは「父のお金で精算していれば相続税を払わずに済んだのでは」と悔やむ。介護記録や領収書も残していなかったため、もう一人の相続人である弟に対して、介護などの貢献に応じて金銭を請求できる権利「寄与分」も主張し...

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