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フランスで本格化する柴犬ブーム 日本のユーチューバー配信一因に

2021年3月31日 16時00分 (3月31日 16時00分更新)
 愛犬家が多いフランスで柴犬のブームが本格化している。日本の漫画やユーチューバーを通じて存在を知った若い世代を中心に需要が高まり、血統書の新規登録数は過去十年で六倍近くに増えた。仏全土で五十軒以上に拡大しているという柴犬の繁殖農家の一軒を訪ね、人気の秘密を探った。 (パリ・谷悠己、写真も)

3月下旬、フランス北部アシュリーの「サクラ・ケンシャ」で、柴犬たちに囲まれるオードリー・ボニガルさん

 素朴な教会に隣接する一ヘクタールの敷地に入った途端、子犬たちが走り寄ってきた。パリから鉄道で一時間半。仏北部の町アシュリーにある「サクラ・ケンシャ(犬舎)」は十年の歴史を持つ柴犬専門の繁殖農家だ。
 「五年ほど前からブームが高まってきた」。ブリーダーのオードリー・ボニガルさん(32)が笑顔で話す。今いる十三匹の子犬はすべて売約済み。今後生まれる子犬も一年先まで予約で埋まっているという。
 ペット業界団体FACCOによる二〇一八年の調査で、フランスで飼育中の犬は約七百六十万匹。欧州ではドイツ、英国、ポーランドに次いで多い。血統書の登録団体LOFによると、うち一万二千〜一万三千匹が柴犬だが、新規登録数は急増中。一一年には三百六十件だったが昨年は初めて二千件を超えた。
 ボニガルさんによると、購入者の大半は二十...

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