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浜フィルきょう解散 晝馬理事長に聞く

2021年3月31日 05時00分 (3月31日 05時03分更新)
浜松フィルハーモニー管弦楽団への思いを語る晝馬日出男理事長=浜松市中区で

浜松フィルハーモニー管弦楽団への思いを語る晝馬日出男理事長=浜松市中区で

 プロオーケストラ「浜松フィルハーモニー管弦楽団(浜フィル)」が三十一日で解散し、「静岡交響楽団」とともに一般財団法人「富士山静岡交響楽団(静響)」となる。一九九八年、県出身の演奏家の帰省に合わせて開いた「ニューイヤーコンサート」をきっかけに設立され、音楽文化の発展に貢献してきた。十五年にわたって理事長を務めた晝馬(ひるま)日出男さん(83)に思いを聞いた。 (聞き手・糸井絢子)
 −浜フィルの活動の特色は。
 クラシックは外来の文化。まず演奏水準を上げようと、イタリアのオペラ歌手やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の団員など海外から音楽家を招いて刺激を与えた。
 海外の音楽家は、楽譜通りではなく、周りの音を聞きながら自分の気持ちを表現していると感じる。団員にも、本番になったらリハーサルはさておき、お客さんに語りかけるように演奏してほしいと言ってきた。心に染みる演奏をするようになったと思う。
 −今月末で解散となる。
 技術が上がってきたので、これから体制を整えようと、常任指揮者とミュージックアドバイザーを決め、支援者を増やそうとしたところに新型コロナウイルスが来た。
 地域貢献のため、私財から二億円ほどつぎ込んできたが、運営基盤をしっかりして誰かに引き継ごうと考えていた。期待に応えられなくて残念だが、静響が浜松でも音楽会をするので、引き続き応援してほしい。
 −一月に予定していた最後のコンサートも中止になった。
 団員の中にも賛否あったが、緊急事態宣言が発令され、心を落ち着けて聴けない音楽会ではよくないと中止を決めた。新型コロナウイルスが収束したら、最後のコンサートをしたいと思っている。

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