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少女の希少白血病 ▼ 名大で原因遺伝子特定  

2018年7月31日 02時00分 (5月27日 03時53分更新)

ゲノム解析が命を救う

 名古屋大小児科の研究・医療チームが、遺伝子情報を高速で解析できる装置「次世代シーケンサー」を使って、難治性の小児がんの原因となる融合遺伝子を発見。それが治療に直結し、秋田県に住む小学生の少女の命が救われた。今月十六日、名古屋市内で開かれた名古屋小児がん基金(小島勢二理事長)の二周年イベントで、少女と名大の研究者が初めて対面。ゲノム(全遺伝情報)医療の力が聴衆に感銘を与えた。 (編集委員・安藤明夫)
 「好きなことはなーに?」。同基金のイベントで、司会のタレント・矢野きよ実さんから尋ねられ、秋田県美郷町の小学校二年高橋瞳花(ひな)ちゃん(7つ)は「勉強」と照れ笑いした。治療から二年を経て、抗がん剤で抜けた髪も元に戻ってきた。秋田市の中通総合病院小児科で主治医を務めた平山雅士さんも登壇し「瞳花ちゃんと一緒に今ここにいることが奇跡」と感無量の表情だった。

名古屋小児がん基金のイベントで、笑顔を見せる高橋瞳花ちゃん(中央)=名古屋市中村区で

 発症は四歳のとき。小児白血病の一種・若年性骨髄単球性白血病(JMML)だった。抗がん剤治療を受けたが、一年後に急性化した。弟の颯(はやと)ちゃん(5つ)と白血球の型が一致し、颯ちゃんの骨髄を移植する準備を進めていたが「が...

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