【大相撲】大関返り咲きの照ノ富士が一夜明け会見 不死鳥の男が目指すのは頂点のみ「もう一歩先に進むところまできた」
2021年3月29日 11時14分
大相撲春場所で、3度目の優勝を果たした関脇の照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が千秋楽から一夜明けた29日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋でオンラインで記者会見。「昔から目指していた横綱の地位にやっと近づいて、もう一歩先に進むところまできたと思います」心境を語った。
12勝3敗で賜杯を手に。大関昇進の目安となる直近3場所33勝へは9勝が必要だったが、文句なしの結果を残した。胸の内には「(審判部長の)師匠(伊勢ケ浜親方)が上げるんだからと、どうせいろんな声が出る。師匠の顔に泥を塗るのは絶対に許さないという気持ちでやりました」と、誰もが納得する成績を残すという強い思いがあったという。
注目される自身2度目の伝達式での口上に関しては「師匠と話して決めます」と言うにとどめた。ただ、大関については「今以上に努力して、大関、横綱は協会の看板を背負っている。だからこそ、もっと頑張って、成績を残さないといけない」と言葉に力を込めた。
その強さから横綱への期待も高まるが、照ノ富士は「なりたいと思ってなれるものでもない。だからこそ、今より努力しないといけない。いつかその努力が報われればいいと思います」と話した。
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