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尾小屋分団 65年で有終 小松市消防 西尾に統合

2021年3月29日 05時00分 (3月29日 10時32分更新)
まといと分団旗を返納した第18尾小屋分団の団員たち=小松市消防本部で

まといと分団旗を返納した第18尾小屋分団の団員たち=小松市消防本部で

 小松市消防団第十八尾小屋分団は、隣の地区の第十七西尾分団との統合により、今月末で六十五年の歴史に幕を下ろす。尾小屋分団のまといと分団旗の返納式が二十八日、市消防本部であった。
 尾小屋分団は一九五六年に設立され、市の山間部の尾小屋地区の七町を守ってきた。火災は少ないものの担当地域は広く、遭難者の捜索などで活躍した。かつて尾小屋鉱山で栄えた町は過疎化が進み人口が激減。現在団員の十三人中、地元在住者は三人だけで、十人は地区外から加入していた。現在の人数では活動が難しいため、統合を決めた。
 返納式には尾小屋分団員の他、歴代の分団長や町内会長、消防関係者ら二十六人が出席。中田衛分団長(59)が、小林彦幸市消防団長に、団の象徴であるまといや分団旗を返納した。四十年消防団の活動を続けた中田分団長は「代々築き上げてきた分団がなくなるのは心が痛むが、地区の安全安心を考えると最善だと確信している」と話した。
 尾小屋分団の地元在住の団員のうち二人は、四月から統合する西尾分団に入ることが決まっている。(井上京佳)

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