「竹刀で目を突かれ負傷」 空手五輪代表・植草歩、“パワハラ問題”の経緯をブログで説明
2021年3月28日 22時40分
空手の東京五輪女子61キロ超級代表の植草歩(28)=JAL=が、全日本空手道連盟(前空連)の香川政夫強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、植草が28日、自身のブログで経緯を説明。稽古中に竹刀で目を突かれて負傷するなど、肉体的、精神的な被害を受けたと主張した。
植草は、昨年9月ごろから練習環境やプライベートについて「自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなった」と言う。精神的に追い詰められ、練習に参加できない日もあったと明かす。
年末からは植草が練習拠点を置く帝京大で、香川委員長による竹刀を用いた稽古が始まり、1月には植草の左目に竹刀が直撃。「左眼球打撲傷」などと診断された。3月には、香川委員長の意向で代表合宿への参加が許されなかったと言う。
植草は「このままの状態が続くことは五輪選手として望ましいことでない、勇気を出して真実を伝えることにした」として、12日に日本オリンピック委員会(JOC)の通報窓口に相談した。全空連は両者から事情を聴く倫理委員会を31日に開く。
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