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塩作り 人呼ぶ武器に 和倉温泉「海望」が体験企画

2021年3月29日 05時00分 (3月29日 09時59分更新)
奥能登伝統の塩作りを体験する生徒ら=七尾市・和倉温泉のホテル海望で

奥能登伝統の塩作りを体験する生徒ら=七尾市・和倉温泉のホテル海望で

奥能登の伝統製法「人によって味違う」

 七尾市・和倉温泉のホテル海望は、奥能登地方に古くから伝わる「揚げ浜式製塩」の製造工程の一部を体験できるプログラムを商品化した。七尾湾を一望できる「渚(なぎさ)ダイニング」で伝統製法に触れてもらうことで、観光客らに能登の豊かな食文化を発信。宿泊客に奥能登へ足を延ばすきっかけにしてもらう狙いだ。 (稲垣達成)
 珠洲市の「奥能登塩田村」が協力し、塩田に海水をまき、天日で乾燥させることで塩分濃度を高めた「かん水」をホテルに提供。参加者は、職人から作り方を学んだホテル従業員に教わりながら、用意された釜でかん水を炊き上げ、塩作りの一部を体験する。会場では職人のインタビューを収録したビデオも上映され、伝統を受け継ぐ作り手の熱い思いに触れられる。
 今月中旬には地元の鵬(おおとり)学園高校調理科の一、二年生計四十五人がモニターとして参加。火加減に注意しながら、木製のスプーンでじっくりとかん水をかきまぜた。田中慶二郎さん(16)は「人によって仕上がる味が違って面白かった。もちろん自分のが一番おいしかった」と笑顔。山崎千裟(ちさ)さん(16)は「海を見ながら塩作りができ、豊かな自然を感じられた」と語った。
 体験プログラムは、県と七尾市の温泉旅館の魅力向上を目指す事業の一環として企画。専用ホームページから予約できる。「EXPERIENCE渚ダイニング」で検索。(問)ホテル海望0767(62)1515

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