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進学先は強豪 佐久長聖高 1500メートル中学県記録 野崎健太朗さん(七尾)

2021年3月29日 05時00分 (3月29日 10時07分更新)
佐久長聖高に進学する野崎健太朗さん(左)。右は共に練習する一花建さん=七尾市城山陸上競技場で

佐久長聖高に進学する野崎健太朗さん(左)。右は共に練習する一花建さん=七尾市城山陸上競技場で

「1年から活躍」誓う

 陸上男子1500メートルで中学生の県記録を樹立した七尾市七尾中学校三年の野崎健太朗さん=同市石崎町=が今春、強豪で知られる長野県の佐久長聖高校に進学する。全国制覇の実績を誇る駅伝部に入り、各地から集まる実力者との熾烈(しれつ)な競争が始まる。能登で培った力を武器に、親元を離れる十五歳は言う。「憧れだった学校。一年から活躍してみせる」 (稲垣達成)
 語り口こそ穏やかだが、言葉の端々に負けん気がにじみ出る。「速い子ばかり。でも、その方が鍛えられる。同級生は皆、ライバルだと思っている」。雲一つない晴天に恵まれた今月下旬。幾度となく記録を塗り替えた七尾市城山陸上競技場で決意を新たにした。
 中学最後の年にコロナ禍に見舞われ、大会は次々と中止に。難しい調整を迫られる中、新記録を打ち出した。
 横浜市で昨年十月にあったJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生陸上競技大会。1500メートル決勝で4分4秒15をマーク。十一位と入賞は果たせなかったものの、九年ぶりに中学生の県記録を更新した。「負けた悔しさもあったが、指導してくれた監督らに恩返しできて良かった」
 活躍の陰には地域の有力選手の支えもあった。臨時休校で部活動ができなかった昨年の春先、金沢マラソンで優勝経験もある一花建(いっかたける)さん(30)=七尾市=が練習に付き合ってくれた。市民ランナーとして活躍する先輩と共に週に数日、汗を流した。「ペースを一定に保つ大切さを教わった」。取り組むべき練習も教わり、自主練習に励んだ。
 佐久長聖は二〇一七年十二月の全国高校駅伝で優勝。その時のアンカーは同郷の山本嵐選手=城西大三年、同市田鶴浜中学校出身=だった。「かっこよかった。自分もあんなふうになりたい」。練習環境も整っていると聞き、志望校として目指すようになった。
 四月から寮生活がスタートする。帰省できるのは盆と正月の年二回のみだが「ホームシックは大丈夫」と頼もしい。「じいちゃんが寂しがるかも」と笑うが、活躍することで地元に元気な姿を届けると誓う。「外国人留学生と勝負できるように。インターハイ出場、都大路(全国高校駅伝)での優勝を目指したい」

【プロフィール】のざき・けんたろう=2005年4月生まれ。小学2年で陸上を始めた。中学2年の時、全国都道府県対抗男子駅伝競走大会に県代表として出場。中学3年時には七尾市若林スポーツ賞も受賞した。父健吾さんが指導者で、小学生のころは柔道も習った。「体幹を鍛えられた」。趣味は温泉に入ること。好物はメロン。

【メモ】佐久長聖高校=1964年、長野県佐久市で開校。駅伝部は23年連続で長野県代表として全国高校駅伝に出場し、2008年と17年に優勝。入賞は20回を数える。卒業生の多くが箱根駅伝や五輪などで活躍。マラソン日本記録前保持者で東京五輪代表の大迫傑(すぐる)選手も駅伝部OBの一人。


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